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2008年錦秋巡り ~県道36号線 小野・富岡線~

川内村の新蕎麦祭りの会場を後にして、向かうは浜通・富岡町方面です。 県道36号線を駆け下って行くと、道路に並行して心惹かれる渓流の流れがあります。 度々目を奪われるような景色に出会うものの、何せ完全舗装されているとは言え、曲がりくねった道幅の狭い県道。 そう簡単に安全に車をデポ出来そうな場所が見つかりません。

そんなこんなで、下流に進むに従い、徐々に渓流はいつしか渓谷のように、深い谷へと容貌を変化させて来ます。 ここは写真趣味人にとっては、大変な「穴場」かも知れません。 通称・滝川渓谷と呼ばれているようです。

渓谷の幅が広がって行くと共に、いつしか道路も道幅の広い、より新規格の道路に変わってきます。 ふと対岸の渓谷をのり面を見た時、ちょいと背筋が凍るような思いが…( ̄□ ̄|||) 何と渓谷の下方の樹木が、横一線に伐採されています。 とてもイヤな予感…

道路の整備状況の激変。 真新しいトンネルを次々と通り越して行くと、あぁ、やっぱり…

滝川ダム

建設中のダムが、自然環境から浮いたように、その威容を現しました。 「滝川ダム(たきかわダム)と名付けられた、灌漑用水専用のダムでした。

あまり安易に人造ダムを否定する事は出来ませんが、上流部の人の手が入っていない、美しい自然環境とのギャップに、一種の拒絶反応を感じてしまうんですよね… 何かを得る為に、もっと大きな何かを手放しているんじゃ無いかなって。

帰宅後に色々と調べてみると、下流に位置する富岡町では、もともと水量の不安定なこの川の水を、灌漑用水として大切に使っていて、それでも渇水する事も度々あり、農業事業主が各自井戸を掘って、ポンプで利水せざるを得ないほどの状況だったそうです。

猪苗代湖と言う、とんでも無く巨大な水瓶に恵まれた当地に住む者には、とても想像も出来ないような苦労があるんですね。 ともあれ、気を撮り直して!

県道36号線 小野・富岡線 瀧海大橋

滝川ダムの目前に掛かる「瀧海大橋」からの眺望なんぞをひとつ。 お天気は生憎の雨降り。 しかも渓谷にはモヤが掛かってきました。 この日は県内全域に「濃霧警報」が発令されていたんですね。 道理でどこへ行っても霧に沈んでいた訳だ…

県道36号線 小野・富岡線 瀧海大橋の上から
[2008/11/16 県道36号線 小野・富岡線 瀧海大橋の上から]

植林などの手の入っていない里山は、キレイに色付いていました。

県道36号線 小野・富岡線 瀧海大橋の上から
[2008/11/16 県道36号線 小野・富岡線 瀧海大橋の上から]

枯れた灌木なども入り交じり、なかなかダイナミックな風景です。

県道36号線 小野・富岡線 瀧海大橋の上から
[2008/11/16 県道36号線 小野・富岡線 瀧海大橋の上から]

機会を見つけて、再訪してみたい、ちょっとした穴場の予感です。(^^)
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Comments







非公開コメント
いやあ、見事な紅葉ですね、もうちょい前だと、
もっときれいだったかな^^^。
人知れずの場所ってほんといいところありますね。
2008-11-19-21:19 ララオ
[ 返信 ]
ララオさん
私も紅葉は終盤かと思ったのですが、実はモミジはこれからが見頃だそうです。 今週末あたりが、浜通りのピークでしょうか?

あまり有名になっていない穴場を見つけると、妙に嬉しくなったりしますよね。(^^)
2008-11-20-13:41 無芸大食
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