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思わず手が出ました…

前回の続きネタのような話ですが、実はこのインポーターさんから御案内で、無芸のキモチを直撃するようなワインがありました。 彼が訪問してくれた日に、丁度無芸の仕事場に到着しておりました。

「エルデナー・トレプヒェン リースリング・アウスレーゼ★」

エルデナー・トレプヒェン


ワインにご興味が無い方は、ゴメンナサイね。 実は無芸、ドイツワインに心惹かれた事から、ワインのお勉強を深く掘り下げた事があります。 このワインは、ドイツのモーゼル地域の名醸蔵・ステファン・エーレン家が造ったものです。 1648年からワイン造りをしている、歴史の旧い造り手です。 合計2.2haの自社畑を持ち、他からの葡萄の買い入れを一切せずに、醸造から瓶詰めまで一手に行っております。

ドイツワインも時流と言うものがあり、その味わいも時代と共に変化し続けておりますが、この蔵のワインは、1500年~1600年代当時のクラシックな味筋を今に残す、非常に希有な蔵元として知られており、国際的な評価も非常に高いものがあります。

特にこの品、2006年のヴィンテージは、恐ろしく良くできたヴィンテージで、きっとワイン史に残る逸品と言われる事でしょう。 その中でもラベルに附された「★」が、このワインのスペシャル度を示しております。 つまりは「並外れた品」というアピールです。

詳しく綴り始めたら、皆様はとても読み進む気にはなれないと思いますから、涙ながらに割愛致しますが、仕上がったワインのレベルは、アウスレーゼ等級を一つ上回る、「アイスヴァイン等級」「ベーレンアウスレーゼ等級」に匹敵するお品です。 しかし、ラベル表記はあくまでも「アウスレーゼ等級」ですので、お足はアウスレーゼのラインに止まっております。

従いまして、「とってもお買い得」という事です。(^^)

ちなみに、このワインが中身に相応しい等級表示で蔵出しされたら、その価格は3倍以上は堅いです。 こういった「蔵元の良心」と言うべきワインを落手する事が、酒屋仕事の醍醐味かも知れません。




何かワイン造りの現場をお伝えできる資料は無いものかと、昔ドイツを訪問した際の写真を探してみました。

モーゼル河


無芸がドイツを訪問したのは、遙かに昔ではございますが1990年でした。 丁度前年に、東西ドイツの統合がありましてね。 ベルリンの壁のコンクリート片がおみやげ物として売られていましたヨ。 旧東ドイツからやって来た旅行者達は、トラバントと呼ばれる軽自動車ほどの大きさの車に乗っておりました。

2ストロークエンジンが搭載されていたので、一昔前のスクーターのように白煙を上げて、やっとこさ走っているようなシロモノ。 でも車内から窓に張り付いて外を眺めている子供達は、みんな輝くような笑顔だった事を覚えています。

もとい!(^^;)

また話が脱線しちゃった… 無芸の初ヨーロッパ旅行は、ドイツ訪問でした。 都合二週間の間、毎日ワイン漬け(爆) ワイン生産者と葡萄畑、そしてワインのテイスティングとレクチャーが続きました。 帰国後テイスティング・レポートを集計してみたら、200アイテム以上にのぼりました。

1990年もまた、歴史に残る大ヴィンテージでしたので、10月中旬~11月初旬に訪問したのは正解でした。 見事に完熟したワイン用の葡萄。 発行途中のワイン。 そして前年に仕込まれたワインから、蔵出しの無芸が生まれる前のワインまで、代え難き体験をさせて頂きました。

エゴン・ミュラー家の葡萄収穫


この葡萄、色がおかしいのが混じっているでしょ? 実はコレ、「貴腐葡萄」になったものが入っています。 このレーズンのように変化した葡萄だけを集めて、ワインを造ったら、所謂「貴腐ワイン」になるんです。

この籠に集められた葡萄は、貴腐葡萄の比率が半分以下ですので、前述のような「アウスレーゼ等級」になります。 葡萄を搾汁したマスト(果汁)を飲ませて頂きましたが、信じられないほどの甘さとしっかりとした酸味がありました。 その後アレ以上の葡萄ジュースは飲んだことが無いかと…(爆)

エゴン・ミュラー家の葡萄収穫


このようにして造り出されたワインは、極甘口のデザートワインとなります。 保存環境さえしっかりとしていれば、20年以上の熟成に耐えられ、かつ熟成の極みが加わり、得も言えぬ快楽的な味を楽しめます。(^^)

ちなみにこの葡萄の写真は、ドイツの最高峰と言われる「エゴン・ミュラー家」「シャルツホーフベルガー」です。 この日の収穫葡萄は、1990年のアウスレーゼになりました。  

コメント

ワインのことは、とんとわからない親父ですが、無芸さんの話を聞くだけでも
すばらしい味なんでしょうね^^^^^。

ドイツ旅行ですかあ^^^いいなあ、、

ヨーロッパには、是非とも行ってみたいものです。
フランス、イタリー、ドイツ、ワインの味もそれぞれ特色があるんでしょうね?

飲みやすいのがおいしいと感じてる味おんちですから、ご勘弁を^^^。
2008/ 02/ 11( 月) 20: 49: 21| URL| ララオ# -[ 編集 ]
 
ララオ0181様
かなりの極上品ですヨ。 ドイツワインの等級制はとても分かり易く、上位に進むほど葡萄の完熟度が高く、概して甘味も強くなって参ります。

毎年同じレベルのものが造られる保証がないだけに、このようなハイレベルのワインは、オッファーがあった時に、早い者勝ちで引き取られて行きます。

ヨーロッパの風景はイイですよぉ~(^^) 島国育ちの無芸には、何を見ても芸術的に思えてしまいます。 この当時のカメラは、ニコンの単焦点コンパクトカメラでした。 なかなかレンズ性能も良かったので、ちゃんと記録の意義は果たせました。

機械があったら、デジイチを引っ提げて、もう一度撮ってみたいものです。

国別のワインの個性は、飲み比べてみたら明白です。 何より大切なことは「楽しめる事」に尽きるでしょうね。(^^)
2008/ 02/ 11( 月) 21: 34: 43| URL| 無芸大食# KVUpfCRI[ 編集 ]
 
はじめまして、いつも楽しく拝見させていただいております、猫好きままです
今回は私好みのワインを紹介されているようでしたので興味深く読ませていただきました
特にドイツワインが好きなので、早速飲んでみたくて仕方がありません、是非お譲りいただきたいのですがお店に直接伺えばよろしいでしょうか?駐車場などありますか?
2008/ 02/ 13( 水) 09: 36: 35| URL| ねこmama# -[ 編集 ]
 
ねこmamaさん
こんにちは。 ご訪問、コメントを頂き、ありがとうございます。(^^) 無芸はドイツワインからスタートしたようなものですので、お気に召して頂けたとなると、大変嬉しゅうございます。

ご紹介致しました商品は、無芸の仕事場にてご購入頂けます。 詳しくは鍵コメでメールアドレスをお送り頂くか、「無芸の仕事場」のトップページから、「お問い合せ」のメールフォームにてご一報頂ければ、早速にご返答申し上げます。

ありがとうございました。
2008/ 02/ 13( 水) 10: 45: 09| URL| 無芸大食# KVUpfCRI[ 編集 ]
 
おはようございます。
朝から美味しそうなワインとドイツ風景を見せていただき心が豊かになる思いです^^
こんな風に手作りしている様子を見ると、このワインをいただきたくなりますね。

ドイツは1992年に主人と行きましたが、観光中心でドイツビールばかり飲んでたんで、美味しいワインをいただく余裕も無かった・・・^-^:
こんな高級そうなワイン飲んでみたいけど、おいくらぐらいするのかな?(俗っぽい質問ですみません)
2008/ 02/ 16( 土) 09: 36: 56| URL| お月さま# ci/1z.E6[ 編集 ]
 
お月さまさん
ドイツの風景写真も、そこそこあるんですけど、ほとんどがワイン生産地だけなんです。(^^;) ネタに困った時に、小出しにしようかな(笑)

ドイツと言えばビールってのは、当然ですよ。 ワインの主な生産地たる南部あたりだと、かなり様相も違います。 ビールはほとんど「ビットブルガー・ピルス」でしたよ。

ここでご紹介したワインは、意外とお手頃(?)なんです。 品質相応の等級表示だったら、多分3倍以上の値段になっちゃったでしょう。

「無芸の仕事場」の「新入荷ワイン」のページをご覧頂くと、実際の価格等を確認して頂けます。
2008/ 02/ 16( 土) 12: 57: 53| URL| 無芸大食# KVUpfCRI[ 編集 ]
 

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