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あすなろ食堂 ~福島県白河市寺小路~

写真展の訪問・観覧をしに白河市に行ったので、その好機を逃さずに美食の宝庫・白河市で遅くなった昼食を摂ってきました。 とは言えもう17時を過ぎていて、手打ち中華の名だたる名店で暖簾が掛かっているお店は皆無( ´Д⊂ヽ 作戦変更で白河市には多い老舗と言われるお店で“ノス活”致しました。

あすなろ食堂

白河で“デカ盛り”と言えばこのお店! 日本一おっきなのオムライスで知られる「あすなろ食堂」さんの暖簾を潜りました。

でもとてもそんなチャレンジで命を削る事は出来ませんので、極控え目ではありますが、それでも私的には蛮勇奮ってコチラを所望致しました( ̄▽ ̄i)ゝ

「あすなろセット (1,080円)」

あすなろ食堂 あすなろセット

手打ち麺のラーメンが一人前に、半サイズくらいと思われるかつ丼。 副菜にサラダ、香物付きという鉄壁の人気メニューなのだ!

あすなろ食堂 あすなろセット

油膜は控え目でちょっと甘味を纏った淡麗な旨味のスープは、鶏ガラと豚ゲンコツに香味野菜で引かれているのでしょうか? 化学のチカラを感じさせないナチュラルな味わいの清湯です。 カエシは塩と淡口醤油にコンブでも仕込まれていますかね? サラリとした口当たりの柔らかさがあり、塩味も控え目で強いエッジはありません。

しっかりと作り込まれて豚バラ巻きチャーシューは印象的で、脂肪分はふるい落とされコラーゲン化しています。 厚みもしっかりあって、お肉の柔らかさやサイズの大きさなど第一線のクォリティーです。 薄切り幅広メンマにほうれん草のおひたし、海苔、ナルト、刻みネギと、伝統的なラーメンの載せモノ要件は全て整っていますね。

あすなろ食堂 あすなろセット

麺は白河伝統の熟成縮れ多加水麺。 中太タイプの平打ち麺は手打ち麺と言う事ですが、自家製か委託製麺かまでは分かりません。 しかしそのツルリとした麺肌や、縮れのうねるような舌触りの変化、しっかりとしたコシの強さなど、手打ち麺ならではの主張がしっかり伝わって来ます。

それにしてもこのスープのタプタプ感は凄い! スープだけで600ccはありそうなもので、150g程度はあったと思われる麺は、スープの中に完全に没してその姿は見えなかったほどです(*>∇<)ノ さすがは45年以上の老舗ですね。 寝かしながらの白河ラーメンの姿を今に伝えています。

あすなろ食堂 あすなろセット

かつ丼はほぼ想像していたとおりの、ちょっと甘じょっぱめで少し濃い目の丼ツユに、しっかりと煮固められた溶き卵でキメられています。

あすなろ食堂 あすなろセット

多分、単一メニューよりは肉厚は薄目じゃ無いかと思いますが、チープさなどは全然感じさせません。 丼ツユの染み込んだ玉ネギのジューシーな旨味も加わって、“昭和のかつ丼”を今に伝える美味しいヤツでした(〃∇〃)

あすなろ食堂 あすなろセット

セットメニューと言うことで、小鉢・サラダ・香物が付いてきます。 サラダは器こそ小さめですが、キレイに切り整えられた千切りキャベツの丁寧さは勿論、詰め込まれている分量が望外の多さ(⌒▽⌒;)

あすなろ食堂 あすなろセット

ゴボウとニンジンの煮物は、出汁が染みこんでいてなかなか乙な味わい。 手練れのおばちゃんの年輪を感じさせる素晴らしい逸品でした。

先述の通りラーメンのスープはとても軽快なタイプで、味付けも淡目だったのですが、かつ丼のお供に丁度良かったなぁ~(*^▽^*) ボリュームもかなりのモノでしたので、最悪の場合はギブもチラ見えしていたのですが、きっちりと完食致しました(=´▽`)ゞ

おばちゃんの人間力が詰め込まれたようなステキなお店ヽ(*’-^*)。 朗らかで優しい気遣いがとても心地佳く感じられました。




あすなろ食堂
福島県白河市寺小路24-24 店内禁煙
電話;0248-22-0548
営業時間;【昼の部】11:00~14:30 【夜の部】17:00~19:30
定休日;水曜
駐車場;10台


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