約4年ぶりに
「手打ち中華そば 味楽」さんの暖簾を潜りました。 いつも営業時間を満了する前にスープ売り切れで暖簾落ちしているので、出だしの遅いボクには少々ハードルが高いお店です。

珍しい事に夕刻に通りかかったら、まだ看板に電気が点いているw( ̄▽ ̄;)w そりゃあ当然凸ですよ! 白河タイプの手打ち中華そばを源流としつつ、独自の進化を遂げた
「味楽」さんの中華そばは、オンリーワンの個性派です。
「特製味楽 (850円)」
アサガオ型の白い器に盛り付けられた
「特製味楽」は、ベーシックの「白河手打ち中華そば」にワンタンが追加トッピングされる上に、バラ肉叉焼が1枚増量される
“お得盛り”になっています( *´艸`) 醤油味と塩味から選べそうですが、今回は本流の醤油味を所望しました。

ワンタンは皮から自家製でしょう。 皮自体にコシがあるのか、ちょいと一般的な市販の皮では得難い食感があります。 スープの表層にはチー油の油膜と、うっすらとコラーゲン膜まで生成されています。 鶏メインの清湯スープで、唇にコラーゲンの粘性を感じさせられるのはスゴイです(>▽<)b

鶏出汁の豊かな香りが湧き立つようなスープは、鶏ガラと下支え程度に豚骨、更には名古屋コーチンの丸鶏まで使われているそうです。 油膜のわりには油っこい感じはなくて、心愉しいほどの完熟した鶏出汁の香りを口中に広げる香味油的な役割と、麺肌をコートして滑らかな舌触りを演出しているようです。

載せモノは白河の手打ち中華そばの定石とは違う部分もあり、メンマは柔らかな穂先メンマが、カイワレダイコンもそう多くないかも知れません。 半熟味玉はハーフがデフォで載ってきます。 ネギが削ぎ切りとも白髪ネギ言えそうな切り方にされているのは、スープや載せモノが織り成す味わいにフィットさせているのでしょうか。

モモ肉とバラ肉の2種類の叉焼は、炭火焼きにされた赤縁仕立て。 スモーキーさも良く伝わって来て、肉は軟らかく歯切れも勿論、生醤油っぽいシャープさのあるチャーダレの染み入り方も絶妙です。
自然派スープは充分な旨味。 醤油ダレが円やかに感じられてしまうほど柔らかく、酸味や塩味はマイルドに、優しい味わいにされています。 おかげでスープを完飲しても塩辛い余韻が残ることはありませんよ(o^-^o)

麺は全粒粉ブレンドの青竹打ちによる熟成多加水麺。 天下の“とら一門”では見られない
“全粒粉ブレンド”ってところも見所です。 中太平断面の麺は、しっかりと手揉みされていて、芯まで火が通るように茹で上げられています。 やや柔らか目に感じるかも知れませんが、そこまで茹で上げて麺のポテンシャルを引き出しています。 噛めば伝わるコシの強さは勿論、スープの絡みも上々です。
「餃子 (6個・350円)」
羽に驚き!w( ̄▽ ̄;)w こんな見事な羽を崩さずにお皿に移すのも、いくら慣れているとしても、頂く方としてはちょっとした嬉しさがあります。 餃子の焼き上がりも焼きムラも無く見事です。

これはもしかすると餃子の皮も自家製かも知れませんねσ(゚・゚*) やや小振りですので、一口で頂けるし、餡からジュースも丸ごと口の中に収まります。 餡はニンニクの風味が適度に利いていて、下味も薄目に整えられています。 細挽きタイプの餡は、舌触りも滑らかで、皮の厚みのバランスの良さもあって、大変美味しく頂けました(*^▽^*)
煎餅状になった羽も香ばしさを添えてくれますし、餃子タレに漬しておくと、トロッとした舌触りに変化したりと、見せかけだけではなく
“これがあっての味楽の餃子”と言って貰える存在感があります(*^-^)
手打ち中華そば 味楽福島県石川郡平田村上蓬田字下槍らい14
電話;0247-55-2157
営業時間;11:00~19:00 ※スープか麺が無くなり次第終了
定休日;毎週月曜日・第2火曜日
駐車場;14台
美味しいのが分かっていても、“新規開拓”の為に後ろ髪を引かれながらスルーする事って多くないですか?ヽ( ̄▽ ̄i) 多分、maxmaxたんも同じだと思うんです。
とっておきのお店は、たまに行くから感動を新たに出来るって事にしておきましょう(*>∇<)ノ
こんにちは(o^-^o) ご訪問・コメントを頂きありがとうございました。
「味楽」さん、ご近所にあったら、きっと定期巡回先になっています(*>∇<)ノ
「ひさご食堂」さんも当然ターゲットになっています(ノ´∀`*) ただ、テレビで度々取り上げられて、潜入困難が続いております( ´Д⊂ヽ ほとぼりが冷めるのを待っております。
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