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手打中華そば とら食堂 ~福島県白河市双石滝ノ尻~

県南エリアの大御所Blogger「にくきゅうの楽園」(URL)のAuthor・にくきゅうさんが、白河市の名門で全国にもその名を轟かす「手打中華そば とら食堂」さんの冷や中を記事挙げされました。 「とら食堂」さんに冷や中があったのを、覚えてさえいなかったのですが、そのあまりにも流麗な姿と、知らなかったというショックが重なりまして、この日の昼食は「とら食堂」さんへと車を走らせる事となりました。

夜の部は16時からって事でしたが、暖簾落ちは18時までの2時間だけ。 途中でいつもの須賀川渋滞とデジタコ装着の法人トレーラーのピッチに巻き込まれて、到着時間は暖簾落ちの危険水域に掛かりそうでしたΣ(゜▽゜;)

自分はほぼラス客近くになったものの、ホールを仕切る女将さんの機転で、18時を過ぎても客足の途切れるところまで受け入れてくれていたようです(>▽<)b 細やかなホスピタリティーも相変わらずで、人気行列店のご繁盛は、味だけではないと納得させられます。

で、お目当てだったハズの冷や中なのですが、店内に充満している美味しそうなスープの香りにすっかりヤラれてしまいまして、冷や中は同行の家内にお委せをしちゃって、ボクはやはり自然派スープと手打ち麺の魅惑に落ちました( ̄▽ ̄i)ゝ

「焼豚麺 (910円)」

手打中華そば とら食堂 焼豚麺

ワンタンは売り尽くしになっているとの事で、今回はお店ご自慢の燻しチャーシューがタップリの焼豚麺(チャーシューメン)を所望しました。 もう、焼豚麺が供された時点で、ブワァ~~っと立ち昇ってくるスープからのチー油&鶏出汁の香りにKOされてしまって、きっとボクは破顔の笑みに包まれていたに違いありませんO(≧▽≦)O

なんでかなぁ~ とりたてて地鶏だのブランド素材だのって聞かされる事のない「とら食堂」さんなのですが、その香り立ちだけでも、「そんな事はどうでもイイやぁ~」と納得させられてしまう説得力があります。

手打中華そば とら食堂 焼豚麺

チャーダレもブレンドされているのか、醤油ダレの香り立ちには肉を思わせるようなフレーヴァーが感じられます。 その色合いは淡口醤油の黄金色っぽさの中に、チー油の明るい黄色の輝きがあり、もう暖簾落ち寸前と言うのに、自然派スープはニゴリのない澄んだ透明感あるものです。 そしてその味わいも、大変キレイで嫌な雑味の片鱗もない、そして充実した美味しさが口中を満たす、素晴らしい味わいでした。

手打中華そば とら食堂 焼豚麺

伝家の宝刀・炙りチャーシューは、意外とスモーキーさは控え目ながら、スープの風味をマスキングする事無い見事な抑えどころ。 やや淡目のカットも、歯切れの良さに一役買っているかも知れませんが、その肉自体からの味わいの良さを何一つ損ねる事はありません。

手打中華そば とら食堂 焼豚麺

実は今回初めて「焼豚麺」を頂いたのですが、“とら一門”のご本尊なのですから当然と言えば当然でしょうけど、稀少な「かぶり肉」と呼ばれる部位も頂けました。 こりゃあ凄かった♪((*゚゚∀゚゚*)) いままで何度か口にしていた「かぶり肉」を軽々と凌駕するものでした。 肩ロースもモモ肉も、当然ながら申し分無しの充実の美味しさです。

メンマは適度な歯触りを感じさせながらサクツと歯切れます。 ホウレン草のお浸しはやっぱりあると嬉しい一点。 海苔はスープが染み入っても、簡単に溶けてバラけないものです。 卓上配置の玉ネギのみじん切りは、個人的にはお薦めです。

手打中華そば とら食堂 焼豚麺

自家製手打ち麺はやはり白眉と言うべき美味しさです。 多加水熟成縮れ中太麺は平断面ながら、手揉みによって麺の厚みや麺巾が微妙に複雑に変化していて、ツルツルとした麺肌ながら、舌の上で複雑に踊るように感じられます。

どちらかと言えばスムーズで柔らか目の印象ですが、最後まで腰砕けにならない、しっかりと鍛えられた麺のコシの強さが実感出来ます。 勿論スープの持ち上げもバランス良好。 さすがのご本尊! 初めて訪問したのは20年位前の事だったと記憶していますが、年を経る毎にどんどん美味しく進化し続けています(*^▽^*)

「冷やし中華 (930円)」 ※夏季限定

手打中華そば とら食堂 冷やし中華

色々な意味で驚きの冷や中でした。 甘酢の効かされた冷や中スープは、ゴマ油の芳醇な香りが漂い、酸味は穀物酢ではなくりんご酢なのでしょうか? 軽快でフルーティーな印象を受けました。

やはり洗い締めされた自家製麺は冴えていて、しかも麺量も多めで食べ応え充分です! 驚きは最初からマヨ付きってところw( ̄▽ ̄;)w 勿論大歓迎でありまして、また自家調整の冷や中スープとも良くマッチしていたと思います。 奇をてらうことのない冷や中でしたが、伝家の宝刀・自家製麺と、手堅いタイプながらもイマ風のアレンジの施されている冷や中スープが見事に融合していましたΨ( ̄∇ ̄)Ψ




とら食堂
福島県白河市大字双石字滝ノ尻1
TEL;0248-22-3426
定休日;月曜日
営業時間;【昼の部】11:00~14:30、【夜の部】16:00~18:00 ※ 材料がなくなり次第閉店
駐車場;40台
終日店内禁煙


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Comments







非公開コメント
とらやの冷や中
そう言えばとらやさんにも冷や中が
あったのですね!
私もにく姐さんのブログで見るまでは、
すっかり忘れていました。
美しい冷や中ですよね〜(≧∇≦)
でも店内に入ったら無芸大食さん同様、
私も間違いなく中華そばを
頼んでしまいます、アノ香りに包まれたら
イチコロです。
2017-07-29-10:39 釜爺
[ 返信 ]
釜爺さん
あの鶏出汁と醤油ダレの香りに、心変わりするお客様は多いと思います( ̄▽ ̄i)ゝ 美味しいイメージを持っていると、確実にヤラれますね(>▽<)b
2017-07-29-17:41 無芸大食
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