石油ファンヒーターを修繕してみた
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石油ファンヒーターの故障で多く見られるのは、シリコン付着による燃焼異常トラブルだと思います。 無芸家でもこのトラブルは何度も経験しているものです。 そのシリコーンの元になっているのは、主にヘアースプレーの含有成分や、洗濯物の屋内干しの際、柔軟剤に含まれるシリコーン成分らしいです。

無芸家の石油ファンヒーターは、2,3年前にメーカーのサポセンから紹介されたオフィシャルの修理業者さんに修繕し貰いました。 今シーズン、又もや燃焼異常で何度も自動停止するようになり、修繕か買い換えかを迫られました。 修繕は確か出張費・技術料、パーツ代金で合計7,000円位だった記憶があります。
10,000円以下で販売されている小型石油ファンヒーターなら、二回目の修繕はしないで買い換えって選択肢が有力ですが、やや熱量の大きな中級機になると、ちょっと事情が異なりまして、元値が高いだけに悩ましいところです( ̄へ ̄|||) ちなみにシリコーンの付着による修繕は「三年保証」の対象外とされてしまいますので、尚のこと悩ましいところです。
実は石油ファンヒーターは、過去に何回も分解清掃をした事があるので、基本構造はそんなに複雑でなく、パーツの据え付けもプラモデル並ってのは承知の上でした。 そこで今回はシリコーンの付着でエラーの原因になるパーツ「フレームロッド(炎検知器)」を取り寄せて自分で交換する事にしました。

このフレームロッドですが、素人にも入手が可能なのか?( ̄ω ̄;) そもそも品番が分からない、取り寄せも出来ないと思ったら、やはり打つ手と言うのはあるもので、メーカーがちゃんとパーツリストを公開していました。 落手先もショッピングサイトにいくつかみつけました。
更に取り調べてみると、どうもショッピングサイトの提示価格は定価の3割増しくらいになっています。 主に業務用パーツの卸売りをしているサイトで、法人登録で定価よりも若干安いくらいで卸してくれるところを見つけましたので、そちらへ発注・取り寄せと致しました。

石油ファンヒーターの分解手順は、あちこちのサイトに掲載されているので割愛します。 分解・組み立ては、2番プラスドライバー1本でほとんど出来ます。 温風の吹き出し口がシリコーンで真っ白になっていたのですが、バーナーにかざされている「フレームロッド」もシリコーンが付着して白化しています。
これを新品と交換するのですが、これもネジ2箇所で留まっているプレートを取り外したら上方に引き抜けます。 ただ、配線を辿って、配線止めを2箇所外さねばなりません。 ちょっと狭い箇所もありますが、難易度はそんなに高くないと思います。

メイン基板に繋がれているフレームロッドの端子を引き抜いて、配線がどこを通してあるのかをよく観察しておきましょう。

こうして見比べてみると、白化の様子が分かると思います。 尚、年式によると思いますが、今回修繕したダイニチ製の製品は2012年型でして、オリジナルのフレームロッドはスプリングが巻かれていませんでした。 前回の業者修繕の折に、シリコーンによるエラーの対策品として、新たに考案された部品であると聞かされましたが、ほとんど気のせいって程度にしか効果は無かったようです。
このフレームロッドをワイヤーブラシやサンドペーパーで磨いて、シリコーンを落としたら復活したという報告が多数見られますが、業者さんに教えて頂いたところでは、その研磨によるエラー回避は1度しか効かないのだそうで、再度エラーが発症した時には、もうどんなに磨いても効果無しなのだそうです。
今回分解修繕したのは2012年式のダイニチFW468Lでした。 パーツリストは、ダイニチのURLの変更が行われなければコチラから確認出来ます。 可燃物を扱う作業ですので、修繕は自己責任でお願いします。

無芸家の石油ファンヒーターは、2,3年前にメーカーのサポセンから紹介されたオフィシャルの修理業者さんに修繕し貰いました。 今シーズン、又もや燃焼異常で何度も自動停止するようになり、修繕か買い換えかを迫られました。 修繕は確か出張費・技術料、パーツ代金で合計7,000円位だった記憶があります。
10,000円以下で販売されている小型石油ファンヒーターなら、二回目の修繕はしないで買い換えって選択肢が有力ですが、やや熱量の大きな中級機になると、ちょっと事情が異なりまして、元値が高いだけに悩ましいところです( ̄へ ̄|||) ちなみにシリコーンの付着による修繕は「三年保証」の対象外とされてしまいますので、尚のこと悩ましいところです。
実は石油ファンヒーターは、過去に何回も分解清掃をした事があるので、基本構造はそんなに複雑でなく、パーツの据え付けもプラモデル並ってのは承知の上でした。 そこで今回はシリコーンの付着でエラーの原因になるパーツ「フレームロッド(炎検知器)」を取り寄せて自分で交換する事にしました。

このフレームロッドですが、素人にも入手が可能なのか?( ̄ω ̄;) そもそも品番が分からない、取り寄せも出来ないと思ったら、やはり打つ手と言うのはあるもので、メーカーがちゃんとパーツリストを公開していました。 落手先もショッピングサイトにいくつかみつけました。
更に取り調べてみると、どうもショッピングサイトの提示価格は定価の3割増しくらいになっています。 主に業務用パーツの卸売りをしているサイトで、法人登録で定価よりも若干安いくらいで卸してくれるところを見つけましたので、そちらへ発注・取り寄せと致しました。

石油ファンヒーターの分解手順は、あちこちのサイトに掲載されているので割愛します。 分解・組み立ては、2番プラスドライバー1本でほとんど出来ます。 温風の吹き出し口がシリコーンで真っ白になっていたのですが、バーナーにかざされている「フレームロッド」もシリコーンが付着して白化しています。
これを新品と交換するのですが、これもネジ2箇所で留まっているプレートを取り外したら上方に引き抜けます。 ただ、配線を辿って、配線止めを2箇所外さねばなりません。 ちょっと狭い箇所もありますが、難易度はそんなに高くないと思います。

メイン基板に繋がれているフレームロッドの端子を引き抜いて、配線がどこを通してあるのかをよく観察しておきましょう。

こうして見比べてみると、白化の様子が分かると思います。 尚、年式によると思いますが、今回修繕したダイニチ製の製品は2012年型でして、オリジナルのフレームロッドはスプリングが巻かれていませんでした。 前回の業者修繕の折に、シリコーンによるエラーの対策品として、新たに考案された部品であると聞かされましたが、ほとんど気のせいって程度にしか効果は無かったようです。
このフレームロッドをワイヤーブラシやサンドペーパーで磨いて、シリコーンを落としたら復活したという報告が多数見られますが、業者さんに教えて頂いたところでは、その研磨によるエラー回避は1度しか効かないのだそうで、再度エラーが発症した時には、もうどんなに磨いても効果無しなのだそうです。
今回分解修繕したのは2012年式のダイニチFW468Lでした。 パーツリストは、ダイニチのURLの変更が行われなければコチラから確認出来ます。 可燃物を扱う作業ですので、修繕は自己責任でお願いします。
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