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大内宿 ~福島県南会津郡下郷町~

「塔のへつり」へ行ったら、お約束の「大内宿」にも立ち寄ります。 国道121号線から、県道を走ること6km。 会津西街道の宿場町の風情を、そのままに残した山間の集落です。

その昔は、豊臣秀吉、伊達政宗、藩祖保科正之(徳川家光の弟)、吉田松陰など、多くの歴史上の人物も往来しています。

大内宿


明治初期に、現在の国道121号線が出来るまで繁栄していました。 萱葺き屋根の40軒ほどの集落は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、全国から沢山の観光客が訪れる、南会津地区きっての観光スポットです。

大内宿


ここ数年、秋口に開催されている国内最大規模のクラシックカー・イベント「ミッレ・ミリア」のチェック・ポイントにもなっており、萱葺き屋根の旧家が立ち並ぶ街道を、珠玉の名車達で埋め尽くされる事でも有名です。

また、厳冬の2月(第2土・日)には、「大内宿雪まつり」が行われ、街道沿いに雪灯籠が立ち並び、夜には灯籠にろうそくの火が灯されます。 とても雪深い場所ですが、観光客・写真愛好家などで大変な賑わいとなります。

大内宿


この集落の大多数は、観光土産店や食事処、民宿などで生計を立てております。 民芸品や郷土食の幅広さは、ちょっとした見物です。

大内宿

現代的なアミューズメントは何一つありませんが、子供達はそれなりに楽しいようです。(^^) もしかすると、視覚的な刺激の多い現代っ子には、かえって想像力を鼓舞させられるのかも知れませんネ。

あと、年々増えてきたなぁ~と思えるのは、ペット連れの訪問者。 ワンコが大多数ですけど、こういった場所にペット連れで訪問する方々は、マナーも良く、ワンコ達も無駄吠えする子はいないようです。

大内宿

郷土食の一つ「しんごろう」を塗り焼き上げた、米を練り固めたお餅。 ここ下郷町と田島町に伝わる郷土食で、そもそも餅米が手に入らなかった頃に、うるち米を半練りにして団子状に整え、串に刺して炉端で焼き上げていたと言います。

大内宿


「しんごろう」とは、「じゅうねん」と呼ばれるエゴマをすり鉢で擦って、味噌と合わせたもの。 昨今、県産のブランド豚「うつくしまエゴマ豚」は、このエゴマ(じゅうもねん)を飼料の一部に取り入れて育てたものです。

香ばしく甘い香りに誘われて、ついつい手が出る「大内宿」の名物です。

大内宿

道端の両脇には、清冽な水が流れています。 夏でも冷たさ抜群のこの水に、飲み物やトマト、すいかなどがどぶ漬けにして冷やされています。

無芸大食倅が手にしているのは、無農薬栽培のトマト(50円!!) 何て良心的な…(^^;) 冷水で冷え冷えになっていたトマトを、おもむろにガブリ!とやっつけます。(^-^)

大内宿


大内宿には、既にススキが穂を出していました。 朝夕の冷え込みは、やはり格別のようです。 秋の足音が近づいて来ています。
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Comments







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大内宿も、すすきで、もう秋風のようですねえ、、
白黒の写真が、また初秋をかもし出しております
清流の中のトマト、50円ですか、、安いなあ^^^
これならがぶりといけますねえ^^^^。アハッハハ

秋にまた行ってみたいです^^^^^。


2007-08-22-21:08 ララオ0181
[ 返信 ]
ララオ0181様
そうそう、まさかススキが穂を出しているとは思いも因りませんでした。 朝夕はそれなりに冷え込むのでしょうね。

トマト50円は最安だったかな(笑) 倅の目が釘付けになっちゃって…(^^;) ハハハ、遠慮しないで喰えヨ! 冷え冷えでんまかったそうです。
2007-08-22-21:34 無芸大食
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