この日は昼食を摂るのが滅法遅くなってしまい、もう19時を回ったところでした( ノД`) 最後の配達を終わらせた足で
「自家製麺 工藤」さんの暖簾を潜りました。 「つけ麺」にしようか、「らぁめん」にしようかと二択でしたが、店主・工藤くんの圧しでコッチを頂きましたo(*^^*)o
「おしょうゆらぁめん Type F 大盛 (800円+100円)」 ※味玉ご馳走になっちゃいました(〃∇〃)

以前、限定提供でリリースされていた
「新・おしょうゆらぁめん」が、めでたくレギュラー・メニュー化しましたヽ( ̄▽ ̄)ノ メニューには記載されていませんが、オーダーの時に
「タイプFをお願いしますっ!(ノ´▽`*)b☆」ってCALLすれば、どなたでも楽しめますよヽ(*’-^*)。
醤油の風味の立ち方が全く違います。
天然醸造で6年熟成の国産丸大豆醤油の配されたスープは、まさに
“漆黒系”と呼んでも異論無しの濃い色合いです。
と、同時に、醤油の香り立ちが明らかな違います。 キリッとシャープな醤油フレーヴァーに、熟成により旨味と円やかさを増した醤油味に、塩味の力強さと柔らかな酸味が合わさっています。

ぶっといメンマは、大変柔らかく炊かれていて、簡単に歯切れてくれます。 チャーシューは柔らかいロース肉。 縁に残された脂身が、品の良い甘味を感じさせます。 刻み白ネギの辛味と香りは、ニボシ風味と共に極味のある醤油味スープに全く反することなく調和しています。

玉ネギのみじん切りは、かなり良い素材が選ばれていて、それそのものが甘味を発しています。 醤油テイストのエッジに、甘い玉ネギの瑞々しさは、想像以上にフィットしています。
鶏出汁のベーススープの旨味濃度が高いので、ニボシの旨味が円やかに感じられてしまうほどですが、実は結構しっかりと染み入るように効いています。 濃口醤油ならではの濃厚な風味に全く引けをとらないのが凄い!

麺は自家製ストレート細麺。 低加水タイプで全粒粉ブレンドですが、良い食感と感じられる張りのある歯切れの中にも、ちゃんとしなやかな舌触りを呈します。
うめぇ! うめぇよ、工藤くんヽ(。>▽<。)ノ麺を手繰る悦びを感じさせる秀逸さ。 華やかな小麦粉の香りも鼻腔から感じられますし、時間の経過と共に漆黒スープが麺に染み入って来ると、一段としっとりとしたコシのある食感を堪能出来ます。
“大盛CALL”していたので、麺量も豊富ですから、麺の時間経過の表情の違いがしっかりと伝わって来ました。
確かにチョイ濃い目の味わいですが、卓上配置のミル挽き黒コショウをカリカリと振れば、ホットさの中から甘味が顔を覗かせ、スパイシーな香り立ちが濃い目の味香を穏やかに感じさせてくれます。 これ、お薦めですね(>▽<)b
色々と複雑な味の組成で組み上げられている一杯ですが、崖っぷちギリギリのチューンで見事に成立しています。 単に“漆黒系”と呼ぶには、大変複雑な要素がバランスしていて、これは
“工藤ブラック”と呼ぶべきかも知れないなぁ~と思った次第です。
自家製麺 工藤福島県郡山市神明町17-13
電話;024-905-8294
営業時間;火曜日~土曜日 【昼の部】11:00~14:30 【夜の部】18:00~20:30 売り切れにて終了
日曜日 11:00~15:00 売り切れにて終了
定休日;月曜日
駐車場;指定駐車場10台分あり
最初、見たときの濃さから判断して、攻撃的な郡山ブラック系の味かと思いきや、めっちゃマイルドで優しいお味でした。
頼もしい新メニューができましたね!
工藤くん、自分の表現力で新しい味を作り出せたと思います。 麺のチカラを遺憾なく引き出しつつ、食べ手に無用なプレッシャーを与えない秀作の誕生です(o^-^o)
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