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【2012年春景巡り】 クマガイソウの里

環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類とされている、全国でも極めて珍しい「クマガイソウ」(Wiki)の群生地が当県にあります。 既にローカル新聞にも取り上げられたりしていますので、目に止まっておられる方も少なくないと思います。

特に福島市水原地区の群生地は最大級と言っても過言ではないようでして、約15,000株のクマガイソウが自生しているそうです。 昨年はこの日同行して頂いた旧友C君とサッチンさんのお二方は訪問されておりましたが、ボクは仕事で同行出来ませんでした(^_^;) 丁度見頃を迎えていると言う事で、この日の撮影行脚の締めくくりにお連れ頂きました。

クマガイソウの里まつり

水原地区のJAの施設「ド田舎水原郷(むら)」のあたりから群生地「クマガイソウの里」へと導かれる道路は、舗装化されてはいるものの道幅は狭く、対向する車がすれ違うのは場所によっては困難なくらいです。 幸いな事にその険しい道筋はそんなに長く続く事無く訪問者用の駐車場に辿り着けます。 駐車場では「クマガイソウの里まつり」会期中は、地元の方々が誘導をしてくれます。

駐車料金は無料ですが、環境保全の協力金(300円/一名)が求められます。 ここではテント設営の売店があり、トイレも設置されています。 この先は約500mの山道を歩く事となりますし、この先には水を補給する場所やトイレはありませんので注意が必要です。 またゴム長靴の貸し出しも行われております。 雨が降っている時は勿論ですが、雨降り明けの暫くは、山道は所によって雨水が流れていたり泥濘状態になっている箇所がありそうですので、必要な方は申し入れましょう。

クマガイソウの群生地への道

それ相応に整備のされた山道ですが、その傾斜はナカナカのモノです(◎-◎;) 日頃の運動不足を実感出来る程度でしょうけど、70歳代の訪問者が思いの外多かったのは、山野草愛好家の方々の平均年齢がモノを言っているのでしょうかww 軽く汗を掻くくらいで済みましたが、日中の気温上昇と共に、ハードルは少しばかり上がるかも知れません。 普通に歩けば15分ほどで群生地に到達出来ます。 午前10時過ぎだったのですが、既に群生地は沢山の訪問者で賑わっています。

クマガイソウの里

群生地は有刺鉄線で囲まれており、人だけではなく動物の侵入も拒んでいます。 何故ならクマガイソウは酷い乱獲でその数を減らしてしまったのですが、その復旧には直接人の手による植栽技術は確立されていないそうです。 自然に少しずつ株が増えるのを待つ以外に無いのですね。 その保護努力の甲斐あって、今この群生地は見る者を圧倒するほどになったのでしょう。

クマガイソウ
[2012/5/20 クマガイソウ] <↑ Clickで拡大>

場を考えて三脚は敢えて携行しませんでしたが、レンズの選択を間違えましたorz まさか70-300mmが活きるとは想像もせず、トランク内に置いてきた事が悔やまれます。 広範に咲き競っていたのですが、花には容易に近づけません(T△T)

クマガイソウの群生地
[2012/5/20 クマガイソウの群生地] <↑ Clickで拡大>

でも12-24mmはやはり携行して正解でした。 杉林の斜面を覆い尽くすほどのクマガイソウが捉えられます(^^) 明るい日陰になる場所が繁殖の好適条件らしいです。

クマガイソウ
[2012/5/20 クマガイソウ] <↑ Clickで拡大>

その特徴的な姿は、他の何にも似ていない個性です。 紫色の網目状の紋様がとても美しいです。

クマガイソウ
[2012/5/20 クマガイソウ] <↑ Clickで拡大>

花のカタチはまるで食虫植物かのようであり、大きく扇型に広がる葉脈が見事な二枚葉も見事です。

クマガイソウ
[2012/5/20 クマガイソウ] <↑ Clickで拡大>

私達も勿論ですが、訪問者は思い思いに写真を撮影しています。 ただやっぱり三脚を携行しているカメラマンは、事実上邪魔者ですね(^^;) 詰めて撮りたいキモチは分からなくもありませんが、極限られる鑑賞ポイントの最前列に三脚を設置して、長時間粘っているのはどうかと思います。 注意が足りないカメラマンも少なくありませんで、三脚を開いたまま場所を移動してボクのスネに一撃をくれたオバさんも居ますし、カメラを三脚に据えたまま肩に背負うようにして歩き回れば、それは丁度他人の頭と同じ高さに鉄製の凶器をかざしているようなものです。 思わず手で押し戻すシーンも・・・

イイのを撮りたいのは高価な道具を持っている人も、携帯電話のカメラで撮る人も同じです。 その道の永い人なら尚のこと、深い配慮を常に怠らないで欲しいです。 時間帯によって三脚の使用を制限する必要もあるかも知れませんし、実際に多くの観光客で賑わう景勝地では、既に三脚の持ち込み自体が制限されています。 人に怪我を負わせたらどちらも嫌な思い出になっちゃいます。

さて、ついつい撮らされてしまった感もあるクマガイソウの群生地ですが、お昼が近くなってきて訪問者の数も一段と増えてきました。 そろそろ帰途に就こうかと思いましたら、ボランティアで山野草の御案内をして下さる妙齢の女性に、更に山道を進む事を勧められました。

いい加減暑くなってきたので、早いところ冷たい飲み物が待っている売店に降りたかったのですが、このガイドさんが極めて巧妙に私達カメラマンの興味に付け入ってくれます(^◇^ ;) その導きはまるでティンカーベルだわ。 ワッハッハ、ちょっと年増だけどね(≧∇≦)/

ヤマブキソウとニリンソウ
[2012/5/20 ヤマブキソウとニリンソウ] <↑ Clickで拡大>

そう、ティンカーベルの囁きに従って、更に山道を登れば、ヤマブキソウとニリンソウが見頃となっていました(^^)

ニリンソウ
[2012/5/20 ニリンソウ] <↑ Clickで拡大>

ニリンソウは好き(*^_^*) その名の通り、一株から二輪の花を咲かせます。 とても可憐な白い花ですが、実際には結構小さな花です。

余計な一汗を掻いてようやく帰途に就こうとすると、渓流の近くにクリンソウが咲いていました。

クリンソウ
[2012/5/20 クリンソウ] <↑ Clickで拡大>

まだ茎長も低く、これからが成長期だと思いますが、早朝に北塩原で偵察に行ってみた群生地は、まだ茎さえ伸びていませんでしたから、少し先取りで見られて嬉しかったです。 山道を下り続けると、件のティンカーベルが往来の訪問客にガイドを続けていました(^^;) ちゃんとお礼を申し述べて参りましたよww

ちなみに、昨年は「クマガイソウの里まつり」は開催を見合わせたそうですが、昨年の訪問客数は2,500人だったそうです。 先週の訪問の際に頂いた御案内カードの通し番号は、既に4,000番を越えていました。 「水原の自然を守る会」さんのBlog (URL) によると、またクマガイソウの見頃は続いているそうですから、今年の訪問者は優に二倍を超えているかも知れませんね(^^) 素晴らしい景観を堪能させて頂きました。




クマガイソウの里
福島県福島市松川町水原狼ヶ森


より大きな地図で クマガイソウの里 を表示
 

コメント

おととし行きました!
ほんとに貴重なの?って思うほど、
見渡す限りのクマガイソウは想像以上にびっくりww
先客も二人ぐらいしかいなかったので、独占状態でした。
ここ、行かないと凄さわかんないですよね。
2012/ 05/ 28( 月) 20: 37: 29| URL| ヨッシー# -[ 編集 ]
 
見事な群生ですね。
いつも思うのですがクマガイソウを見るとエリマキトカゲを思い出してしまいます(笑)
2012/ 05/ 29( 火) 12: 31: 54| URL| horikoshi# sSHoJftA[ 編集 ]
 
ボクはそんなに山野草に惹かれている訳では無いのですが、写真撮影を通じて少しずつ知る機会が増えてきました(^^)

これだけの群生地は、まさに他に類を見ないってほどの規模らしいですね。 確かに圧倒されました( ̄▽ ̄∥)ゞ

もう一回行く?と問われれば、あの山道の酷なイメージが抜けてからと答えたいww
2012/ 05/ 29( 火) 14: 14: 36| URL| 無芸大食# KVUpfCRI[ 編集 ]
 
群生地のほんの一部しか切り取っていませんが、杉林の山肌一面ってくらいに一斉にその花を咲かせていました(^^)

とても個性的な形容ですので、何をイメージさせるかは、きっと観る人それぞれにありそうですね(^-^)
2012/ 05/ 29( 火) 14: 17: 22| URL| 無芸大食# KVUpfCRI[ 編集 ]
 
写真撮影ということで、余計なお世話かもしれませんがゴム長での突入ですよね。
ココは蝮の群生地なんですよ!至る所にマムシに注意の看板見られたと思いますが。

でも今はマムシも稀少になってきてます。
福島競馬場で高額買い入れしている噂も聞きます。
どうやって生け捕りするかが問題ですね。
2012/ 05/ 29( 火) 21: 08: 13| URL| sachs944# -[ 編集 ]
 
「まむし注意」の看板はありましたねww でもあれだけの人が踏み入っていますから、道を外さなければ心配は無いでしょう。

親類の伯父は、普通に手掴みで捕獲していたようですΣ(゜▽゜;) 春先の一稼ぎになっていたと聞いていますww
2012/ 05/ 29( 火) 21: 29: 29| URL| 無芸大食# KVUpfCRI[ 編集 ]
 

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