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感謝の気持ちで締めくくりたい2011年

拙のBlogをご訪問下さる皆様方に、心より感謝申し上げます。 2011年は3.11を境目として、私達の生活や価値観を大きく変化させました。 この年末にテレビ局では総力を挙げて、この3.11以降の出来事をクローズアップして、記憶を記録に留める総括番組をオン・エアしておりました。

仕事の都合でほとんど見る事は出来ませんでしたが、きっと被災三県の方々は、もうそんなものは見たくもないという心情の方も少なくなかったのでは無いでしょうか。

今日の午前中、無芸が家業に就く前にお世話になっていた、県外の酒販店様ご夫妻にお電話をさせて頂きました。 私にとっては育ての親であり、実の親と何の違いもなくとても大切な人であり、畏敬と尊敬の念を持ち続けている恩人です。

電話の向こうには70歳代半ばも越えた里親ご夫妻の声。 奥様は私の声を聞くなり、昔と変わらぬ張りのある明るい声で喜んで下さります。 震災のみならず原発事故のなりゆきにずっと心を痛めていて下さり、こちらが恐縮してしまうほどです。 前述の年末番組をご覧になっていたようでして、再び心配の種が大きく膨らんでしまったようです。

私達はここで以前と変わらぬ素振りで生活を続けています。 でも、以前の場所に住まう事も叶わなくなった皆様もおられれば、震災・津波で命を落とされた方もおられます。 表向きはあまり知られていませんが、移住を余儀なくされたり、過酷な生活環境に身を置かざるを得なくなり、心労の余りお亡くなりになってしまった方々は少なくありません。

こういった同郷の仲間達に比べたら、私達は以前と同じく住まう事も出来ていますし、外的な影響は少なからず受けているとは言え、経済活動も何とか以前と同じく続けられています。 比較論だけで幸福度を語る訳には参りませんが、やはりそれでも私達は恵まれていた方なのだと思います。

里親母さんは電話の向こうで懸命に明るさを保とうとしてくれているようですが、きっと電話口では涙ぐんでおられたに違いありません。 その涙の重さは、ちゃんとこちらに伝わっています。 心から心配してくれてありがとう。 そのお心が私達の勇気の源です。

「もう仕事からは足を洗ったから、機会を作って郡山に尋ねていくからね!」

その日が来る事を、心から待ち侘びている“あなたの息子”です(^^)

さて話は戻って、マスコミがことある毎に声高に言い続けてきた「絆」って言葉。 カッコイイんだけど、ボクにはどうしても馴染まないんです。 屁理屈かも知れないのですが、被災地の惨状をクローズアップして、被災された方の涙を是が非でもカメラに納める。 画面の向こうではコメンテーターが瞼を濡らし、司会者は行政サイドの不備を糾弾し、東電の責任を強く指摘する。

で・・・ あなたがたは、そこまで熱く番組を編成して、具体的に何をどのように進める行動を起こしているのか?

「絆」ってものは、人と人の信頼関係ってものの上に成り立つものでは無いのか?

マスコミは本当に被災者から信頼されているとでも? 視聴率至上主義が見え見えの番組なんて、被災三県の県民が見通せないとでも? 根本的に番組の作り方ってものを、被災三県のローカル局を見習い直すべきではないでしょうか? ただ涙を誘うなんてレベルの番組に、軽々しく「絆」なんて言葉は使って欲しくないなぁ~

民間レベルで誰にアピールする事もなく、粛々と被災三県に足を運んでおられる方々が沢山おられます。 それは被災地復旧の労働ボランティアさんだったり、被災者の心のケアに力を尽くす方、医療従事の支援にあたってくれている方、行き場を失ってしまったペットの保護に尽力している方、直接被災地の経済を刺激しなけりゃダメだと、観光という大義名分で消費に一役買ってくださっている皆様。 あなた方にこそ「絆」というテーマは相応しいと思います。

陽の出間近の波立海岸

ありがとう。 みなさん、ありがとうございました。 語り尽くせない感謝の気持ちがあります。 言葉では言い表せない不安だってあります。 でも、こうしてあっけらかんとユルユルBlogを続けて来られたのは、皆様の温かいお気持ちのお陰です。

きっと2012年は、もっと良い年になるハズです。 もっと笑顔が広がってくれることを、心から祈っています。 幾多の困難も笑顔というエネルギーがどこかにあれば、自ずと良い方向へと導かれて行くハズだと信じつつ、2011年最後のエントリーを閉じることと致します。

皆様の2012年が実り多き年となりますように。

 

コメント

実は僕も同感です!
まあ何と言うか、一言で言うと今のマスコミは血が通っていませんね。
「報道の自由」も履き違えているし・・・

それよりも、大晦日に相応しい写真です。
来年は、良い年にしましょうね!
2011/ 12/ 31( 土) 21: 32: 33| URL| ヤマト君のパパ# DL7C8m6w[ 編集 ]
 
あー… やっぱ そぉだったんだねー。
なんか、同じように感じてたんだけど
何のチカラにもなってない自分が
そんなこと言うことさえ おこがましいと思ってたのよ。
絆 とか 頑張ろう日本 とか
ただの自己満足にしか思えなくて
言葉にすることが恥ずかしかったな。

来年は 今年よりはマシだと思う。
でも今の政府では 決して期待は大きく持てない…
でも なんとか生きていかなきゃ。

今年もたくさんお世話になりました。
最終日のコメが長くてゴメン~(^◇^;)
2011/ 12/ 31( 土) 22: 40: 41| URL| おかみっちょん# -[ 編集 ]
 
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011/ 12/ 31( 土) 22: 50: 41| | # [ 編集 ]
 
今年はホントにいろいろとお世話になりました。

私達夫婦も、今年は良くも悪くも中身の濃い一年でした。

震災の後は、ビックパレットに非難されている方々の所へ行って仕事をしたこともあり、なんともやり切れない気持ちになったものです。

来年は、色々なことが好転することを願いたいものです。
2011/ 12/ 31( 土) 23: 28: 27| URL| おとたん# -[ 編集 ]
 
ヤマト君のパパさんは、直接震災復旧作業にも関わるお立場だったと思いますし、真っ先に放射性物質除染講習を受講されるなど、ある意味最前線に立っておられました。

その場に立って取材する方の思いと、番組を編成する立場の方では、やはり大きな隔たりがあるのではないでしょうか。 政治・行政もまるで同じです。

復旧・復興のリーダーは、その現場に居る人こそが相応しいのだと思います。 やはり被災地と中央の温度差は、益々大きく隔たってきている気がしますね。

ボクらはボクらの足で立ち、そしてその歩みを進めて行かねばなりません。 その為には「信頼の置ける仲間」の存在は不可欠です。 どうか宜しくお付き合い下さい。

感謝
2012/ 01/ 02( 月) 15: 18: 17| URL| 無芸大食# KVUpfCRI[ 編集 ]
 
年末の諄いほどの震災特番に対する私のグチのようなものです(^▽^;)ゞ 何かエンターテイメントにすり替えられている気がしてなりません。

被災地の現場に現実にあったものは、嘆きや深い悲しみ、絶望といったキモチです。 未だにその現実を受け入れられない被災者も多い中、それでも自分の足で前に進もうとする勇気ある人達が居ます。

決して見せ物なんかでは無いんです。 津波でさらわれた基礎だけが残った被災地を目の当たりに見てみれば分かります。 きっと躰が震えるほどの衝撃を受けるでしょう。

原発事故の為に住まいを追われた方々と知り合えたなら、その心中に触れるだけで心が震えることでしょう。

実際にはそんなやるせない世界なんですよ。 マスコミはもっと深く考えて番組を編成すべきです。
2012/ 01/ 02( 月) 15: 29: 22| URL| 無芸大食# KVUpfCRI[ 編集 ]
 
さしたるお持て成しも出来ずに申し訳ありませんでした。 またお目に掛かれます事を楽しみにしております(^^)
2012/ 01/ 02( 月) 15: 31: 45| URL| 無芸大食# KVUpfCRI[ 編集 ]
 
色んな事が目白押しだった2011年ですが、おとたんさんにとっては、新しい出会いにも恵まれた年だったかと思います。

ボクらは仲間としてのネットワークを、これからも温めて行きたいものですね(^^)
2012/ 01/ 02( 月) 15: 33: 56| URL| 無芸大食# KVUpfCRI[ 編集 ]
 
昨年はラーメンだけでなく写真も楽しませていただきありがとうございました。今年も無芸さんの躍進にご祈念申し上げます。
2012/ 01/ 02( 月) 19: 53: 51| URL| sachs# -[ 編集 ]
 
いやいや、お恥ずかしゅうございます(^▽^;)ゞ 今年もどうか宜しくお願い致します。
2012/ 01/ 02( 月) 20: 54: 03| URL| 無芸大食# KVUpfCRI[ 編集 ]
 

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