手打中華 特札堂 ~福島県郡山市図景~
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開店から1年以上が経ち、着実にファンを増やしている白河市の名門『とら食堂』さんの直系暖簾分け店「手打中華 特札堂」さんを、ようやく初訪問致しました。 (←遅すぎww) 多少自己弁護させて頂けるのなら、実は何度か暖簾を潜ろうと足を運んではいたのですが、ことごとく完売で暖簾落ちの憂き目に遭っておりました(^^;) 大変な人気を集めておられて何よりですが、ありつけなかった悔しさも一塩でしたww
この日はたまたま、一般的なランチタイムに間に合うと言う奇跡に恵まれまして、念願叶っての初訪問だった訳です(^^) ウッディーで明るい店内は、テーブルの間隔が極めて広くとられており、かなり開放的と言えるほどです。 お初のオーダーは、“何でもアリ仕様”を意図してこちらを♪
「ワンタンメン 大盛 (810+160)」

予期せぬ大丼での登場に、思わず軽く怯みますw( ̄▽ ̄;)w “とら系”のお約束通り、自家製麺&無化調スープですが、かなり大振りな丼に、双方とも惜しげもなく並々と盛り込まれています。
この麺のボリュームが、大盛は270gもあったとは・・・ 事前サーベイ不足で、勢いで飛び込んでしまったツケが・・・(^◇^;)ゞ

叉焼は伝統の炙り行程の経たもの。 縁の赤い枠取りは、食紅などによって意図的に付けられたものでは無く、炙り行程を行う事で発色するという不思議なもの。 ちょっと小振りではありますが、モモ肉3枚+バラ肉1枚が載せられてきました。
味の染み渡り加減が心地佳く、モモ肉から予想されるような筋っぽさや、肉らしさが味わえる代わりに強靱な歯応えと戦うといった必要もありません。 薄切りにされた効果はちゃんと現れていて、肉の旨味は伝えながらも、ハラッと歯切れる食べ易さがあります。

ワンタンは5粒入っており、ボリューム満点です。 餡は具だくさんで少々力強すぎるかも知れませんが、それ以上に皮が市販品なのが残念です。 麺共々小麦粉を原料としているのに、全く違った舌触りと食感なのがアンバランスに思えます。 麺が楽しめるレベルなだけに、この点に違和感を感じてしまいました。

中太平打ち縮れ麺は、しっかりと茹で上げが施されており、滑らかな舌触りの中に、この縮れ具合のアタリの変化が殊の外楽しく感じられます。 スープが麺の表面にしっかりと纏わり付いてくれますので、鶏ガラ出汁の自然派スープを堪能するには持ってこいです。 さすがの“とら系”を再認識させられる時ですね(^^)
チー油の油膜はちょっと控え目でして、とてもサッパリとした印象です。 醤油タレも定石通りに、ほんの少し意図的に角を残してあるようでして、単に円やかさだけでは無く、醤油テイストの存在感を何気なく囁きます。

なるほど常連のお客様が付いて来る訳です(^^) 派手さはありませんが、バランスで食べさせるタイプの隙のない一杯でした(^^) 秀逸な叉焼と自家製麺は、やはり特筆レベルです♪
手打中華 特札堂
福島県郡山市図景2-9-7
電話;024-923-3626
営業時間;11:30~15:00 ※売り切れ次第終了
定休日;月曜日(祝日の場合は翌日)
駐車場;店舗前と横に10台分以上
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