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ユニバーサル・デザインの建前はどこへ…

当地の駅前には、県内で最も高いビル(地上24階建て133m)があります。 かなり遠くからでもその存在が確認出来る事から、地元のランドマークとして、いつしか認知されるようになりました。

その弊害と言えるのが、周囲に吹き抜ける「ビル風」です。 季節風の強い日には、それは相当なものとなり、通行人の安全さえも脅かします。

現に今年の冬場のこと、車でこのポイントを通りかかった時、横断歩道で信号待ちをしていた杖を突いた老人が、暴風に煽られて車道に押し出されてしまった光景を目の当たりにしました。

横目に見ながら、思わず「危ないっ!」て声が出てしまったほど、危険なものでした。

これはこのまま放置しておけないと思い、市政への提言を市のホームページより送りました。 程なく担当部署から返信があり、その危険なポイントを具体的に知らせて欲しいとの事。 二度ほどメールのやり取りをして、「具体的な危険度を把握しました。 手摺りの設置を検討致します。」との返答が得られました。

そして年度末となる三月某日に、手摺りの設置が施行されました。

Big-i前の手摺り


速やかな対応と言えるかも知れませんが、どうにもおかしい… このビルには市役所の出先機関が入所しており、即ち市の職員が間近に在中しているのですから、ココがそのような危険度を持っている場所である事は、職員の中では当たり前の事実だったハズです。

職員以外の一般市民から申告がないと、予算が下りない(?)のでしょうか? 老人や子供、子供連れのお母さん達などが、強風に煽られている姿を、間近にいながら一度たりとも見たことが無かったのでしょうか?

市政サービスを生業としている人は、指示待ち営業しか出来ないようでは、自ら声高に「質の向上」を叫んでみても、何の裏付けにもなりませんよ。

しかも良く見て頂きたいのです。

Big-i前の手摺り 良く見ると…


折角コストを掛けて設置した「手摺り」は、果たして歩行者にとって「頼れる宿り木」に成り得るのでしょうか? 「都市のユニバーサル・デザインを推し進め、住みやすい街をつくります。」って、確か言っていたよね。

歩道の段差を極力解消したり、公共施設にスロープを設け、また大型店舗には強く改善を要求する努力をしているんだから、ただ作る事だけで満足しないで、「どのように使われるか」をちゃんと理解して欲しいです。 しかもステンレス製の立派で高価なシロモノに見受けられます。 そんなコストを掛けなくても、安全に寄与する道具は設置出来るハズです。  

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