南湖公園から国道4号線へと抜ける道すがら、以前から是非とも足を踏み入れてみたかった
「白河小峰城祉」に立ち寄りました。
夕刻になるとライトアップされますので、東北新幹線の車窓からや、国道4号線から、その美しい姿を目にしていました。

白河市には親戚が住んでおり、子供の頃は夏休みや冬休みに(家業が繁忙の時節)、数泊この親戚宅に里子(ウソ

)に出されておりました。 ですから白河は私にとっては、小さいときの楽しい記憶が沢山詰まった街でもあります。
前述の南湖公園にも何度も連れて行って貰いましたが、何故か白河小峰城の記憶ってのは無かったんです。 第一、城の構築物なんて見た記憶が無かったのに、或る日忽然と現れたようなものでした。

よくよく調べてみると、平成三年に本丸跡に復元されたのが、天守閣に相当する“三重櫓(やぐら)”だそうです。 道理で記憶に無いハズだわ…


そして平成6年。 “御前門”が史実に基づき復元されたそうです。

昭和期に復元された城が鉄筋コンクリートで造られ、外装だけが当時の雰囲気を復元したものであったのに比べ、白河小峰城は完全に木造で構造から復元された最初のものだそうです。 現在でも数少ない木造復元天守閣の一つだといいます。

城内は一般公開されており、ナント無料! ちょっとお歳を召した管理人さんが常駐しておられます。 凄い斜角の階段も、小柄な無芸大食娘にはお手の物。

楽しそうに登ります。
一方、大人には階段の幅が極めて狭く、上り下りにはかなり気を遣います。 写真を撮り損ねましたが、床板や腰板には、戊辰戦争の弾痕がそのまま残っています。

これは復元の際に使用した松並稲荷山の杉の400年樹齢の大木に、戊辰戦争の時に放たれた鉄砲の着弾跡だそうです。 敢えてその激戦を示すかのように残されたそうです。 製材の時にこの鉛玉が出てきたと言います。 戊辰戦争から120年を経て娑婆に戻ってきた鉛玉。 すんげぇ~~

「白河小峰城」は
「盛岡城」「会津若松城(鶴が城)」と並び
「東北三名城」と言われているそうです。 確かに成りは小さいけれど、素晴らしい容姿と歴史背景を持つ城だと思いました。
尚、入城・見学は無料ですが、入り口には「御浄財」の受付箱が設置されております。 もし気に入って頂けたら、お気持ちを入れてあげて下さいね。

勿論、無芸大食もささやかながらもご協力させて頂きました。
12月1日に公開予定の映画
「武士の一分(いちぶん)」。 木村拓哉さんが主演で名監督・山田洋次さんの手になる作品ですが、この映画のワンシーンに白河小峰城が映し出されます。
参考資料;「
Wikipedia」、「
白河観光協会 奥州白河 小峰城三重櫓」
きれいなお城ですね。
そうかあ、戊辰戦争の鉛玉が出てきたとは、ほええーーーですな。
恐るべし、鉛玉。
「武士の一分」の撮影にも使われたんだ、是非見てみましょう、、
でも、キムタクって、あまり好きじゃないんだな、ギャッハハッハ。
ないものねだりか、、、、。
ララオ0181様
そう、最初は気づかなかったのですが、帰りしなに床板やら腰板に、妙なPOPが張ってあるのに気づき、よぉ~~~く読んでみたら「戊辰戦争の際の弾痕」と書いてありました。

管理人さんに尋ねてみると、再建の際に切り出された杉の大木に、沢山の鉛玉が打ち込まれていたとか。 それで敢えてそのまま製材して使われたようです。
ララオさぁ~~ん、キムタクにしっくり来ないんだぁ~~

ダメだよぉ、対抗心を燃やしても。 ガハハハ

でも作品自体はとても良さそうですね。 「たそがれ清兵衛」(02)、「隠し剣 鬼の爪」(04)に続く、山田洋次監督の三部作だそうです。 鶴岡が舞台だと聞いています。
キムタクが以前テレビドラマで主演した「忠臣蔵」は、かなりの好演でしたヨ。 ウマイなぁ~~~って感動しちゃいました。
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