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La Festa Mille Miglia 2006

「La Festa Mille Miglia 2006」
「ラ・フェスタ・ミッレ・ミリア」って聞き覚えはありますか? これは名誉総裁に仁親王殿下が名を連ねる、国際格式のアジア随一のクラシックカー・レースです。

今年で10年目を迎えるこのイベントは、東京・原宿をスタートして本州を北上し、福島県・山形県・茨城県をメインステージに1都11県を駆け抜ける、総計1,000マイル・4日間に及ぶ壮大なラリーです。

レースの発祥はイタリアで、1927年から1957年まで行われていた公道レースです。 1957年にギャラリーを巻き込む大事故が発生し、その後中止を余儀なくされましたが、1982年に趣旨を変えてヴィンテージ・カー(1927年から1957年までに生産された車で、過去にこのイベントと深い縁のある車両のみ)による、ラリー形式のタイムレースとして復活しました。

復活なった“Mille Miglia”には、我が国からも名伯楽自動車ジャーナリスト、往年の名レーサーなどがはるばる参加していました。 日本にも沢山のヴィンテージ・カーが生息しているのですね。

1927年から1957年に生産された自動車と言えども、当時は最先端のレーシングカーですので、本国の復活レースを取材した自動車ジャーナリストによると、取材当時の最新スポーツカーを擁しても、これらのレース車両を追いかけるのは並大抵のスピードでは追いつけなかったと言います。

ミッレ・ミリアWeb


公道レース「Mille Miglia」の趣旨を汲んで、この日本の地で同様のイベントをとの事で始まったのが「La Festa Mille Miglia」です。 昨年は丁度日曜日に当地を通過する事となっていましたので、参加車両がタイムスタンプを押すチェックポイントに家族連れで出向いてみました。

私は単純に往年の名車が見てみたい。 無芸大食妻は、有名タレントを間近で見てみたい。 夫婦の利害関係が一致した訳です。(^^;) 果たしてパンツェッタ・ジローラモさん、近藤真彦さん、堺正章さん、木内みどりさん、井上尭之さんなどがヴィンテージ・カーで目前を疾走する様子を楽しむことが出来ました。(^^)

沿道で地元の皆さんに混じって手を振って歓声を上げると、にこやかに目礼を返して下さったり、手を挙げて挨拶をして下さったり、本当に心和む瞬間のふれあいを楽しませて頂きました。

私の一番のお目当ては、往年の名レーサー、スターリング・モス氏を一目見てみたい。(^^;) こんな片田舎ではまずお目に掛かることはあり得ない、ヴィンテージカーのエンジン音を聞いてみたい。(^^;) いや、車好きには堪らない悦楽なのです。

特に国産では事実上初めてのスーパーカー「トヨタ2000GT」には感動!
ドラマ「結婚できない男」で、高知東生扮する金田が乗っていた白いスポーツカーがソレです。 1967年から1970年の間に、僅か337台(国内販売;218台、対米輸出;102台、その他開発ベース及び特装車)しか生産されませんでした。

トヨタ2000GT


発売当時の価格は238万円。 大卒初任給26,000円の時代にこの価格は、現在の貨幣価値からして1,500万円~2,000万円に相当したと言われます。 その当時当地には1台だけオーナー・カーがありました。 流麗なボディが子供心に鮮明に印象づけられました。

「La Festa Mille Miglia には毎年2台のトヨタ2000GTがエントリーしています。 素晴らしいコンディションの車からは一際調律された美しいエキゾーストノートを聴かせてくれます。(^-^) あの加速音を聞いただけでも、値千金、夢心地なのであります。

さて、勝手な趣味の世界にドップリ入ってしまいましたが、今年の「La Festa Mille Miglia」は、再来週にまたやって来ます。 10月14日(土)は夕刻に郡山を通過。 翌15日は宮城県白石市から七が宿町、山形県高畠町から小野川温泉を走ります。

エントリーリストには128台が連なっており、今年で二回目のパンツェッタ・ジローラモさん、常連の近藤真彦さん、堺正章さん、木内みどりさん、井上尭之さん、飯田章さん、魔裟斗さんなどが名を連ねています。

15日には喜多方周辺もコースとなっているので、出来ることなら写真撮影に行きたいものです。(^^)

詳しくはこちらをご覧ください。
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Comments







非公開コメント
クラシックカー・レース知ってました!v-231
TVでは良く見てましたが、実際にみたことはないです~。郡山を通過するとは知りませんでした。
無芸大食さんは名車、奥様は有名人を見る。
目的達成で大満足ですね!i-179
西田ひかるさんがご主人と参加していたのを覚えていますが、今回は育児中だから欠席したのかな?
車のことは詳しくありませんが、クラシックカーは今の車にない独特のデザインが好きですね~。i-228
写真の白い車もカッコイイ!!
2006-10-03-10:58 オードリー
[ 返信 ]
オードリーさん
さすがですね。i-179 週末にお出掛けになった茂木のエコカーレースも、F1の対極にある、ある意味究極のレースですよね。i-234

ミッレ・ミリアのメインステージは、当県内と言っても差し支えないと思います。 時節柄、紅葉を迎え周囲のロケーションも最高です。i-233 西田ひかるさんは、エントリーリストに入っていませんでしたので、お察しの通りかと思います。

どの車両も非常に個性的なフォルムです。 所謂オーラが感じられるものです。i-179
2006-10-03-11:51 無芸大食
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あらっ。遊びに来てくださったのですね。
内容が途中でスミマセンでした。i-237
先程、再度アップしたので、また遊びに来てください。i-179

紅葉の見ながらのドライブ、良いですね~。
オープンカーで秋風にあたりながらドライブしたいものです。でも寒いかな?(笑)
2006-10-03-15:56 オードリー
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オードリーさん
オープンカーを心底楽しまれる方々は、冬こそがオープン・モータリングの真髄と言われます。(かなり負けづ嫌い??) しっかりと防寒具を着込んで、グローブをして顔面蒼白になりながら乗る。i-179 これは一種の修行ですネ…i-229
2006-10-03-16:15 無芸大食
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わおお~~トヨタ2000GT、、やはりかっこいいですね。
憧れの車でしたあ、ポスター部屋中に貼っていましたよ。
そうでしょうね、今でいう2000万円ぐらいでしょう。
トヨタ2000GTのテレホンカード(変換したら照れ本カードだど、あはは)大事に持ってます。

喜多方の蔵の湯に、堺正章さんや、マッチの写真が飾られていましたが、この大会なんでしょうね、、行きたい~~です。
2006-10-03-20:21 ララオ0181
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ララオ0181様
流麗なボディーワークは今観ても垂涎ですね。i-179 これはお台場のMEGA WAVEに展示してある車両です。 去年、無芸大食倅が撮ったヤツなので、ホントいい加減な写真です。i-229

トヨタ2000GTを知るララオさんだから申し上げますが、実はこの車両は左ハンドル仕様の「トヨタ2300GT」なのです。i-179 対米輸出を念頭に、よりメンテナンスを簡素化して、コストダウンを図ろうとしてSOHCの2.3Lエンジンを載せた試作車です。 最初はドアミラー仕様だったものを、敢えて国内仕様のフェンダーミラーに変更しています。

テレホンカード… ウチはちゃんと変換できました…i-229 面白変換のMS-IMEは使えません。i-240 ATOK一本槍でございます。

今年も「蔵の湯」がチェックポイントになっているようです。 小野川温泉から蔵の湯へのルートって、日中峠なんでしょうか? 紅葉の中を疾走する写真も撮りたいなぁ。i-179
2006-10-03-20:59 無芸大食
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私のブログへご訪問ありがとうございます。

トヨタ2000GT良いですね。
私も憧れです。

当時はそんなに高いものだったのですね。
私なぞはせいぜいユーノスロードスターNA6の中古を乗り回していた程度です。
2006-10-04-19:21 Glutton
[ 返信 ]
Gluttonさん
こんにちは。i-179 ご再訪頂き、ありがとうございます。 来週末の「La Festa Mille Miglia 2006」に向けて、無芸大食弟まで巻き込んで、どこで観ようかと考慮中です。

今年もトヨタ200GTの澄み渡ったエキゾーストノートを聞きたいものです。

Gluttonさんは、ユーノスロードスターにお乗りになっていたんですか。i-179 アレは車体の中心に乗っている感じがとてもイイですね。 間違いなく世界に冠たる“名車”ですね。i-175

私はTA40セリカ1600GTとAE86レビンGTVを昔乗り継いでおりました。i-179 今では無芸大食倅の憧れがAE86です。 「血は水よりも濃し」ですかね。i-229
2006-10-04-20:42 無芸大食
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