オールド・ヴィオラ
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昨日の午後から降り始まった雪は、夜半まで降り続きました。 昨夜は4回除雪しましたが、見る見るうちに積もってくる雪に、「こりゃあ明朝が大変だ(^^;)」と思いつつも、ちょいとしっとり目の雪質だったので、地元の名桜にも着雪するかしら?なんて、朝駆け撮影に色気を見せていた無芸です。
まっ、実際のところは、除雪作業で腰に違和感を感じましたので、無理せずに早朝の撮影行脚は見送りましたが、きっと良い塩梅に着雪していたのでは?と軽く後悔も(笑)
そんなストレスを払拭してくれるかのように、今日はご懇意頂いている、地元の市民オケのメンバーさん(♀)が、昨年落手したというオールド・ヴィオラを携えてきてくれました(^o^) 前から是非とも見せて頂きたいと懇願していたのですが、思いもよらず願いが叶いました。

って事は、当然撮影する訳で(笑) これは「糸巻き」の造型。 約290年前に製造された楽器ですので、渋いですねぇ~(^^)

弦を押える「指板(しばん)」。 意外と言っては何ですが、かなりキレイな状態ですので、きっと定期的にリペアされているのでしょうね。

弦楽器の特徴的な造型である「F字孔」。 ボディで共鳴して増幅された音を放つ、重要な部位です。 歴戦の傷跡が、その楽器の歴史を物語っています。

弦は金属製になって久しいそうです。 バロック期にはガットをベースにして、金属を巻き線にしていたそうです。 金属弦になって、より大きな音が出せるようになったと言います。

実はこのヴィオラ、「Antonius Stradivarius Cremonensis Faciebat Anno 1721」 (←ラテン語表記ww)の銘が入っています。 名機・ストラディバリウスの一門です(^^)
残念ながら、伝説の名工・アントニオ・ストラディバリの作品ではありませんが、実は同時期に彼の工房で弦楽器を作製していた一門は、その銘を刻むことが許されていたそうです。 お弟子さんはもとより、実子も作製していたと言いますから、その数は相当なものだったと思われます。
が、多分半数以上楽器は既に失われているハズですから、やはり稀少であることに変りはありません。 後年、模倣作も数多く造られたようですが、このヴィオラの主(♀)が落手した楽器店さんは、クラシック音楽界で知らぬ者はいないというほどのお店です。 正真正銘の同工房作の1721年製ですね(^^)
1721年と言うと、日本では「暴れん坊将軍」でお馴染みの、8代将軍・徳川吉宗の治世(1716~1745)の頃ですって(^◇^;)

写真撮りの意地に掛けて、その銘を撮りましたヨ。 対角のF字孔の隙間からLEDライトを照射(笑) 普段、見る事の出来ない、工芸品の域を楽しませて頂きました(^^)
まっ、実際のところは、除雪作業で腰に違和感を感じましたので、無理せずに早朝の撮影行脚は見送りましたが、きっと良い塩梅に着雪していたのでは?と軽く後悔も(笑)
そんなストレスを払拭してくれるかのように、今日はご懇意頂いている、地元の市民オケのメンバーさん(♀)が、昨年落手したというオールド・ヴィオラを携えてきてくれました(^o^) 前から是非とも見せて頂きたいと懇願していたのですが、思いもよらず願いが叶いました。

って事は、当然撮影する訳で(笑) これは「糸巻き」の造型。 約290年前に製造された楽器ですので、渋いですねぇ~(^^)

弦を押える「指板(しばん)」。 意外と言っては何ですが、かなりキレイな状態ですので、きっと定期的にリペアされているのでしょうね。

弦楽器の特徴的な造型である「F字孔」。 ボディで共鳴して増幅された音を放つ、重要な部位です。 歴戦の傷跡が、その楽器の歴史を物語っています。

弦は金属製になって久しいそうです。 バロック期にはガットをベースにして、金属を巻き線にしていたそうです。 金属弦になって、より大きな音が出せるようになったと言います。

実はこのヴィオラ、「Antonius Stradivarius Cremonensis Faciebat Anno 1721」 (←ラテン語表記ww)の銘が入っています。 名機・ストラディバリウスの一門です(^^)
残念ながら、伝説の名工・アントニオ・ストラディバリの作品ではありませんが、実は同時期に彼の工房で弦楽器を作製していた一門は、その銘を刻むことが許されていたそうです。 お弟子さんはもとより、実子も作製していたと言いますから、その数は相当なものだったと思われます。
が、多分半数以上楽器は既に失われているハズですから、やはり稀少であることに変りはありません。 後年、模倣作も数多く造られたようですが、このヴィオラの主(♀)が落手した楽器店さんは、クラシック音楽界で知らぬ者はいないというほどのお店です。 正真正銘の同工房作の1721年製ですね(^^)
1721年と言うと、日本では「暴れん坊将軍」でお馴染みの、8代将軍・徳川吉宗の治世(1716~1745)の頃ですって(^◇^;)

写真撮りの意地に掛けて、その銘を撮りましたヨ。 対角のF字孔の隙間からLEDライトを照射(笑) 普段、見る事の出来ない、工芸品の域を楽しませて頂きました(^^)
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