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ふくしまラーメンショー2018 「ラーメンこがね家」

昨年に続き2回目の出店となった兵庫県の「ラーメンこがね家」さんは、昨年の売上げ杯数で僅差の2位(1位は「金沢麺達兼六会」)でした。 今年は当然首位を獲るぞ!とテンションは高い事と思います。

ふくしまラーメンショー2018 「ラーメンこがね家」

昨年初出店してくれた時は、強烈な濃厚豚骨スープに、果たして「ふくしまラーメンショー」のお客様方は受け入れられるのか?といった危惧はどこへやらw( ̄▽ ̄;)w このイベントの監修をする、会津坂下町出身の大崎裕史氏も大いに驚いたと言います。

「極濃豚骨Wチャーシュー麺 味玉入り」

ふくしまラーメンショー2018 「ラーメンこがね家」

今年もこのプリント海苔が見られました。 立ち昇ってくる香りは紛うことなき濃厚、否、極濃豚骨の破壊力溢れる豚骨臭さ(>▽<;; 再び出会ってもやっぱり一瞬怯むほどのインパクトです。

泡立つほどの粘性のあるクリーミーな極濃豚骨スープは、豚骨の髄まで旨味を引き出した凝縮度の高さが際立ちます。 でもこのクリーミーなスープが一口、二口と口の中へ含まれるほどに、特異な香りが気にならなくなっていきます。

ふくしまラーメンショー2018 「ラーメンこがね家」

トロトロになるほど煮込まれた豚軟骨チャーシューの豊かな味わいや、タップリの葉ネギの程良い辛味も、全部この極濃豚骨スープと一体になっていくような感覚です。

麺は低加水の極細麺。 箸で手繰ればスープがまるで膜のように絡んで口中を満たします。

「すみませ~ん! 替え玉貰えませんかね?(;´^д^`)ゞ」

と言いたくなる美味しさです。 今年も開会早々から、一際高い人気で瞬く間に行列になってました。 

ふくしまラーメンショー2018 「まぐちゃんラーメン」

山梨県と言えば、郷土の麺料理・ほうとうが浸透しきっていて、失礼ながらラーメン文化不毛地帯かと思い込んでいました( ̄▽ ̄i)ゝ 実はボク、山梨県甲府市で1年間の丁稚修行をしていた事があります。 飲み上げの〆はいつもほうとう。 真夏の熱帯夜でも、飲み上げは熱々のほうとう。 煮干しの出汁の効いた家庭のほうとうもあれば、お料理屋さんのカツオ節とニボシで凝縮した旨味のあるほうとうもありでした。

で、ラーメン専業店ってのはほとんど記憶になくて、食堂のメニューの中に見いだせたくらいで、ほうとうの専門店はありました(o^-^o) お陰でほうとうファンになったボクでしたが、郡山でほうとうの麺を落手するのはほぼ無理でしたので、修業先の女将さんが盆暮れの返礼にと送ってくれるのを楽しみにしていたほどです。

すみません、いきなり個人的な思い出話から切り出してしまいました(^◇^;)

ふくしまラーメンショー2018 「まぐちゃんラーメン」

時代は変わるのも当たり前で、前置きの話は今を遡る事30年前の話です。 すみません、旧すぎでしたね(;´^д^`)ゞ でも海無し県の山梨県では、海産物の流通はほぼ無理だったので、乾物文化が花開いたという食文化があります。 ちょっと会津にも通じるかも知れませんね。

さて南アルプス市から出店の「まぐちゃんラーメン」さんは、まさに山梨県の乾物食文化の代表格であるニボシを主軸にカツオ節、烏賊煮干しなどで出汁を引き、地醤油で味を調えた地域色を大切にしたラーメンを楽しませてくれます。

「炙り肉盛り甲州丸大豆醤油ラーメン」

ふくしまラーメンショー2018 「まぐちゃんラーメン」

ズドォ~~ンと器に横たわる豚バラ肉は、甘めの醤油ダレに漬け込んでおいたものを、提供直前に直火で炙り、香ばしくそして脂身の旨味をグイッと引き出して盛られます。 茹でモヤシに黒ゴマ、そして京都の九条ネギと、なかなか美しい仕立て上がりです。

ふくしまラーメンショー2018 「まぐちゃんラーメン」

スープのニボシテイストは、ちょっと想像を上回るパンチがあって、ビター感も(これ以上強いと苦手に感じる人もいるかな?σ(゚・゚*))と思う崖っぷちギリギリの間合いで寸止めされています。 烏賊の煮干しからの甘味やイワシのニボシとは異なる旨味成分などもあるお陰で、単調さなど全くなくて、海産物の乾物だけでここまで味幅を表現してしまう手腕は並大抵ではありません。

驚きは麺にも! まさか極太縮れ麺が合わせられるとは思いも因らず。 しっかりとした歯応えのある噛み心地で、そう容易く啜れません(゚A゚;)ゴクリ しっかり噛み噛みして頂く麺は、噛むほどに甘味が膨らんできて、選出のビター感のあるスープを含めば、ちょっと面白い美味しさの化学変化が楽しめますよ。
 

ふくしまラーメンショー2018 「らーめん雅楽」

とても分かり易い高級食材を前面に打ち出してきた「らーめん雅楽」さんは、東京の味噌ラーメンの超絶人気店「ど・みそ」出身の店主さんです。

ふくしまラーメンショー2018 「らーめん雅楽」

で、とても分かり易い高級食材と言うのは、写真でお分かりの通り、伊勢海老でございます。 なかなか普段に庶民の口に届くことのない、それは何か特別な祝いの席などで、人の心を鷲掴みにする分かり易い高級でございます(゚A゚;)ゴクリ

その伊勢海老の旨味が一番集まっているのはアタマ。 そのアタマを贅沢にもラーメンのスープに取り込んでしまったのが本作です。 海老好きにはタマらん魅力的な一杯ですよ♪

「炙り肉盛り伊勢海老味噌らーめん」

ふくしまラーメンショー2018 「らーめん雅楽」

ちょっとオレンジ色がかったスープの色合いは、伊勢海老の旨味と殻の色素が元となってます。 香りは紛うことなく海老のそれ。 豚骨と鶏ガラで引いたスープに、伊勢海老のアタマをドッサリと投入し、炊きに炊き続けてその旨味を余すところ無く引き出しています。

ふくしまラーメンショー2018 「らーめん雅楽」

ベーススープが非乳化タイプって事もあり、その味わいは意外にも重さは無く、数種類の赤味噌がブレンドされている味噌テイストが、しっかりと味わいをリードしています。 麺は中太タイプでしっかりとしたコシがあります。 ゴッテリとするようなフルボディではなく、海老の良いとこを軽快感を損なうことなく食べさせてくれますよ(>▽<)b
 

ふくしまラーメンショー2018 「ひるがお」

「ふくしまラーメンショー2018」の出店社の中で、唯一無二の塩ラ~「ひるがお」さんです。 こちらは有名な「せたが屋」さんの塩~専門のブランドです。 名匠・前島さんの英知が注入されているお店です。

イベント前日の夕方、どこの出店社よりも早々と、翌日のスタートに向けて寸胴で豚骨を炊き始めていました。 「ひるがお」さんは、全て出店ブース内で仕込みを行っています。

ふくしまラーメンショー2018 「ひるがお」

翌日、開催初日。 まだお客様が並び始める前の出店社ブースの前で撮影をしていると、「ひるがお」さんのブースからは、とりわけ豊かなニボシと宗田節の香りが漂って来ました。 塩ラ~ならではのピュアさが故の、とても分かり易い香りでした。

「ひるがお塩らーめん 贅沢盛り」

ふくしまラーメンショー2018 「ひるがお」

贅沢盛りの名の通り、チャーシューは3枚載せ。 塩ダレ仕込みの半味玉に、茹でエビが慎ましく鎮座しています。 香り立ちはやはり豊かなニボシと宗田節のが特徴的ですが、豚骨と鶏ガラの動物系素材の旨味も程良く下支えしています。

ふくしまラーメンショー2018 「ひるがお」

塩ダレの効き具合は円やかで、塩ダレ自体に様々な旨味のエッセンスが仕込まれています。 ちょっと甘いニュアンスに感じられるのは、やはり昆布と貝柱の持ち味かしら?

低加水タイプのストレート細麺は、ザクッとした歯切れの食感と共に、たっぷりとスープを含ませて口中を満たしてくれます。 チャーシューはジンワリと醤油味のチャーダレが染みていて、甘さのあるスープと良くマッチしています。 とても品の良い味わいで、一杯の丼の中にストーリーが描かれているかのようでした(o^-^o)