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ノブはボクサー

昨日の事、お得意先様で話し込んでいたら、ひょんなことからそこの従業員さんが、無芸の別なお得意先様のご主人と高校の同級生である事が分りました。 そのご主人様は、高校卒業後に京都のお料理屋さんで修行を始められ、持ち前のガッツとお父さん譲りの料理センスで、超閉鎖的と言われる京料理の世界で腕を磨き上げられました。

同級生だったと言う店員さんの話では、そのご主人様は高校時代にはボクシング部に所属していて、かなりの凄腕だったと言います。 普段のお付き合いの中では、そのような話はご主人様から伺った事がありませんでしたので、ちょっとした驚きと共に、ファイティング・ポーズをとるご主人様の姿を想像してみました。

「あっ、なるほどね(^^;) 何となくハマるわ(笑)」

当地で京料理の修行を重ねてきた料理人様は滅多におられません。 と言うよりも、当地では希有な存在と言っても過言ではないかも・・・ そんなご主人様は、あまりご同業の方々と群れるようなお付き合いはなさられません。 それはまるでLonely Wolfのようでもあります。

うぅ~~ん(^^;) 益々、ハングリー・ボクサーのイメージが湧いてきたなぁ~ そんなご主人が、それでは唯我独尊の方なのかというと、決してそんな事はありません。 常にお仕事に対しては、市内でも随一と言えるほどストイックな姿勢でおられますし、ましてやご同業他者様を上から目線で見下すような方ではありません。

ご主人は高校卒業を目前にして、お父様が不治の病に冒されている事を知り、遊びたい盛りだったハズなのに、前述の通り最も厳しい修行であろう京料理の世界に身を投じた訳です。 察するに、お父様がご存命の内に、一日も早く修行を納めて、ご家族を安心させたかったのでしょうね。

今時の青年にしては、あまりにも出来過ぎの好青年ってものです。 無芸も僅か1年とは言え、他人様の飯を食わせて頂いたクチですが、とてもじゃありませんが、彼のような志は持っていなかった事は確かですww

そうそう、ボクサーと言えば「麺家 大須賀」さんのご主人様は元プロ・ボクサーだったんですよね(^^) もう押しも押されぬ人気店ですが、その人気の裏側には、やはり弛まぬ努力と豊かな発想力、そしてそれを具現化するガッツと技術がある事に疑いの余地はありません。

そんな事をボヘェ~~っと考えながら、そろそろお店を閉めようと準備を始めたら、不意に脳裏に甦った歌がありました。 フォーク・シンガーの瀬戸口修さんが歌う『ノブはボクサー』

まあ良かったら再生をポチして頂いて、続きの話にお付き合い下さい(^^) 決して重たい話ではありませんからw



1976年に瀬戸口修さんのデビュー曲としてリリースされました。 無芸は丁度、倅と同じくらいの年齢の頃です。 その頃の音楽と言えば、フォークソングの隆盛期。 無芸も当然のように、ギターを弾いて歌も歌っていた訳ですww

そんなフォークソング好きの田舎の中学生が、プロの生演奏に接する機会など滅多にあるものではありませんでした。 しかし、ありがたいことに、市内中心地の某瀬戸物屋さんの3Fで、時折無料公開でフォーク・シンガーのステージがありました。

そこで出会ったのがこの曲『ノブはボクサー』でした(^^) 流麗なメロディーのフォークソングが、半ばポピュラー化しつつあった頃に、この曲はまるで魂の歌と思えるほどの圧倒的な迫力が感じられ、忘れられない歌の一つになりました。

瀬戸口修さん自身が、元プロ・ボクサーだったんですね。 だからこそ書ける詩なんだと思います。 同じくボクサーの生き様を歌った、アリスの名曲とは全くアプローチが違っていました。 この曲はそこそこのヒットとなり、今でも瀬戸口修さんの代表的な楽曲として歌い継がれているようです。

ともあれ、薄暗い小ホールの小さなステージで、ピン・スポットを浴びながらギター一本でこの歌を歌い上げていた彼の印象は今も忘れられません。 それくらい中三の無芸には強烈な体験だったんですね(笑) ああ、それからこの小ホールでは、今は亡き河島栄五さんのステージも拝見しました。 当然『酒と泪と男と女』ね(^^)

彼はギター一本を背負ってオートバイに跨り、日本各地でステージをこなしていました。 その愛車がZ400FXってあたりが、時代背景を感じさせます。 そう、彼は自動二輪の免許制度改定前に免許取得をしていなかったので、所謂「中型自動二輪免許」しか持っていなかった訳ですww

そんな訳で、今では市内の某デパートの駐車場になってしまった場所にあった瀬戸物屋さん。 記憶の糸を手繰ってみても、その屋号は曖昧なままなのですが、お陰で一生の思い出を頂きました。 ありがとう!(^o^)

※瀬戸口修さんの活動を調べてみたら、今も現役で活躍なさっているようです(^^) 30年以上の時を経て、一杯頂きながらステージを拝見出来たら嬉しいものです♪