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鹿島大神宮のペグマタイト岩脈

「高柴デコ屋敷」の共有駐車場から車を出そうとしたら、ガードレールに沿いかけた標識に、「ペグマタイト岩脈」なる案内表示が目に止まりました。

実はこの「ペグマタイト岩脈」という標識は、無芸の仕事場近くの、国道4号線にも案内標識があり、以前から気になっていたものです。

表示されている距離は約6Km。 無芸大食妻と顔を見合わせて、

「行ってみる?(^^;)」

「うん、いいんでない?」


と、言うことで、ちょいと寄り道してみました。 ところが、ところが…(^^;) 案内標識に従って進むも、主要な交差点に案内標識が備わっていない…Σ( ̄□ ̄;) 勘を頼りに車を進めるも、気が付けば目的地から遠ざかってしまったり、Uターンして戻ってもやはり案内標識はないし…

自分の街ながら、こんなに中途半端な案内標識に辟易としてしまいました。 結局、たった6Kmの道のりを、迷走に迷走を続け45分も掛かってしまったorz 観光課のホームページに掲載したり、一桁国道に案内標識を掲げておきながら、一体コレはどういう了見なのでしょうか??

これではごく一部の地元民以外は辿り着くことが出来ませんヨ。 しかも取り立てて目標物のない田舎道ですもん。 折角、国指定の天然記念物なのですから、もっと訪問者に優しい配慮が必要です。 案の定、ネット検索で下調べをしてみたら、多くの方々が田舎道で迷子になっていたようです。 早期の改善を強く求めたいものです。

鹿島大神宮


さて、ともあれ何とか辿り着いた「ペグマタイト岩脈」は、「鹿島大神宮」の境内にありました。

田んぼの中道を進んで、境内前にほんの2台ほどしか止められない駐車スペース。 先客様は誰もいないようです。 参道を分け入り、階段を登って行くと、どこかしら湿気のあるような重たい空気感と、杉林の落ち葉が堆積しして発するような香が漂って来ます。 何やら神々しい?(^^;)

国指定天然記念物 ペグマタイト岩脈


高さにすれば30mほどでしょうか? 登り切った所に本殿がございます。 その本殿の左後方に、白い色をしたペグマタイト岩脈が露出しております。 全く予備知識無しに訪問したので、呆気にとられてしまいました。

「あらら… こんなだったのね。(^^;)」

本来ペグマタイト岩脈というのは、地表に露出している事は少ないらしいです。 しかもこのような岩塊というのは更に珍しいらしいです。 どうやら大昔に地殻変化で隆起したらしいです。 この岩塊は、高さ40m、幅14mあり、更に地下には10mほどあるらしく、推定埋蔵量14,000tと言われております。

ペグマタイトは、光学レンズや陶磁器の原料として貴重な鉱物だそうで、阿武隈山地は大変多くの埋蔵量があったそうです。 それもほとんどが掘り尽くされてしまい、この岩塊は今に残る貴重な存在らしいです。 また、ペグマタイトにはトパーズなどの宝石類が含まれており、大変珍重されていたそうです。

ペグマタイト岩脈に食い込む杉


岩塊と摺り合うように育った杉の木。 当然、石の硬度に杉の木が勝る事は出来ません。(^^;) 刺さっている感じでした。

残念ながら「鹿島大神宮」の歴史と由来は調べが付きませんでしたが、その崇拝の素は茨城県の「鹿島神社」にあることは明白です。

光学レンズなど無かった時代からあったでしょうから、“白い奇岩のある小山”という事で、崇拝するに適していたのかも知れません。 また、この神社があってこそ、ペグマタイト岩脈はそのまま置き去りにされていたのでしょうね。 これも偶然の成り行きでしょうか?

杉の切り株に生えた蘖


境内には杉林がありますが、切り株から新芽が出ています。 この新芽は蘖(ひこばえ)と呼ばれています。




国指定天然記念物 ペグマタイト岩脈

福島県郡山市西田町丹伊田字宮作239
問い合わせ TEL:024-971-3276 (鹿島大神宮)