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大内宿 雪まつり ~福島県南会津郡下郷町~

土曜日の夜に降り出した雪も、明けて日曜日の朝には降り止みました。 我が町の中心市街地では、10cmほどの積雪となりましたが、気温が高かった事もあり、「水雪」状態の為、午後には主要幹線道路は既に乾いてしまったほどです。

前述の通りこの三連休、各地で「雪まつり」が開催されておりました。 回復した天気に誘われて、無芸一家もちょいとお出掛けする事にしましたよ。(^^) 目的地は南会津の「大内宿」。 例年ですと、豪雪地帯故に足が遠のく場所ですが、サーベイしてみたら今年はだいぶ雪が少なく、この日の降雪も心配なしと言うことで…

普段は長沼町から羽鳥湖経由で山道を進む最短ルートを採りますが、道路状況がイマイチ分からないので、安全策を採って会津若松経由としました。 これが大正解! 特に混雑する事もなく、国道も路面は乾燥しており、正味2時間を要せずに到着する事が出来ました。

大内宿 雪祭り


大内宿の雪まつりのハイライトは前夜だったので、さほどの人混みもありませんでした。 同日の午前中にご縁があって知り合った写真趣味人様によると、前日の土曜日は、大変な混みようで、指定駐車場は満車の為、周囲の路上に車をデポするように誘導されたそうです。 無芸一家が「大内宿」に到着したのは、16時を過ぎておりましたので、駐車場には充分な空きスペースがあり、観光バスも既にお客様を当夜のお宿へとお連れした後でした。

駐車場の協力金300円のお支払いをしようと、誘導員さんに申し出ると、

「昨日と今日はお祭りなので、駐車料金は徴収しておりません。」

との事。 あらら… そうだったんですか。 何だか申し訳無いようです。(^^;) 駐車場には、滑り止め用の荒縄が用意されていて、足許に不安のある来場者は自由に利用出来るようになっております。 無芸一家は、ちゃんと防水・防寒仕様の靴を履いておりますので無問題。

以前、この雪まつりを訪問した時は、関西圏からの観光バス利用のお客様と覚しき皆様が、ハイヒールで闊歩されており、あちこちでクラッシュ事故に見舞われておりました。(^^;) 関西圏からスノトレ・長靴を履いてお出でになる訳には参りませんでしょうけど、ハイヒールは避けられた方が吉かと…

大内宿


それにしても昨日は暖かかった… 真冬の大内宿で、こんなに楽に野外に留まれたのは初めてですね。 気温も氷点下にはなっていなかったこと、何より寒風が吹いていなかった事が救われました。

大内宿 雪祭り


やはり前情報の通り、雪の量はかなり少ないです。 こんなに少ない年も珍しいのでは無いでしょうか? 何て言いながら通りを歩いていると、周囲の山々に雪雲が掛かり始め、あっという間に雪が降り出しましたヨ。

大内宿 雪祭り


ハハハ、さすがに大内宿ですナ… 防寒着のフードをかぶり、用心に持ってきた傘を差し、通りをそぞろ歩きし続けるのであります。 通りのお店も、4時半には仕舞い支度となります。 朝の開店は早いけど、閉店も早いのネ…(^^;)

大内宿 雪祭り

各戸の前には、雪像とかかまくら、そして雪灯籠が作られております。 今年は「子年」と言うことで、ネズミさんの雪像もアリです。

「ネズミさんはあるのに、なんでニャンコは無いの?!」

無芸大食娘、素朴な疑問です。(^^;) いや、そんなつもりで作られたものではありませんから…

しかし、帰りしなに見つけました。 このネズミ君の道向かいに、ニャンコの雪像もありましたヨ。

道を挟んで睨み合い?(爆)

大内宿 雪祭り


無芸大食娘、好物の甘酒を楽しむ後ろ姿です。(^^;) 当然、かまくらにも入っておりました。 子供って好きですよね。

大内宿 雪祭り


お決まりの高台からのショット。 午後5時近くになっても、少し日が残っておりました。 やはり立春を迎えて、日が延びているのでしょうけど、雪明かりの効果もアリでしょうか?

カメラを携えた趣味人様達が、取っ替え引っ替えやって来ます。 例によって馴れ馴れしい無芸は、一通りご挨拶致します。 その中のお一人様は、宮城県からお出でになったそうで、お宿もとっておられるとのこと。

翌日は猪苗代湖・天神浜の「しぶき氷」を撮りたいと言うことで、少々御案内申し上げましたが、前週に宮城県内で「しぶき氷」をテレビ放送していたそうです。 それで是非とも行ってみたいとお出掛けになったとか… さて、今日はお気に召すShotが撮れましたでしょうか?

牛乳屋食堂 ラーメン


帰り足に「牛乳屋食堂」さんに立ち寄り、ちょいと「おやつ」を…(^^;) いつもながら、魚出汁の香り豊かで、自然な甘味が口中に広がる、ホッとするような一杯でございました。 

思わず手が出ました…

前回の続きネタのような話ですが、実はこのインポーターさんから御案内で、無芸のキモチを直撃するようなワインがありました。 彼が訪問してくれた日に、丁度無芸の仕事場に到着しておりました。

「エルデナー・トレプヒェン リースリング・アウスレーゼ★」

エルデナー・トレプヒェン


ワインにご興味が無い方は、ゴメンナサイね。 実は無芸、ドイツワインに心惹かれた事から、ワインのお勉強を深く掘り下げた事があります。 このワインは、ドイツのモーゼル地域の名醸蔵・ステファン・エーレン家が造ったものです。 1648年からワイン造りをしている、歴史の旧い造り手です。 合計2.2haの自社畑を持ち、他からの葡萄の買い入れを一切せずに、醸造から瓶詰めまで一手に行っております。

ドイツワインも時流と言うものがあり、その味わいも時代と共に変化し続けておりますが、この蔵のワインは、1500年~1600年代当時のクラシックな味筋を今に残す、非常に希有な蔵元として知られており、国際的な評価も非常に高いものがあります。

特にこの品、2006年のヴィンテージは、恐ろしく良くできたヴィンテージで、きっとワイン史に残る逸品と言われる事でしょう。 その中でもラベルに附された「★」が、このワインのスペシャル度を示しております。 つまりは「並外れた品」というアピールです。

詳しく綴り始めたら、皆様はとても読み進む気にはなれないと思いますから、涙ながらに割愛致しますが、仕上がったワインのレベルは、アウスレーゼ等級を一つ上回る、「アイスヴァイン等級」「ベーレンアウスレーゼ等級」に匹敵するお品です。 しかし、ラベル表記はあくまでも「アウスレーゼ等級」ですので、お足はアウスレーゼのラインに止まっております。

従いまして、「とってもお買い得」という事です。(^^)

ちなみに、このワインが中身に相応しい等級表示で蔵出しされたら、その価格は3倍以上は堅いです。 こういった「蔵元の良心」と言うべきワインを落手する事が、酒屋仕事の醍醐味かも知れません。




何かワイン造りの現場をお伝えできる資料は無いものかと、昔ドイツを訪問した際の写真を探してみました。

モーゼル河


無芸がドイツを訪問したのは、遙かに昔ではございますが1990年でした。 丁度前年に、東西ドイツの統合がありましてね。 ベルリンの壁のコンクリート片がおみやげ物として売られていましたヨ。 旧東ドイツからやって来た旅行者達は、トラバントと呼ばれる軽自動車ほどの大きさの車に乗っておりました。

2ストロークエンジンが搭載されていたので、一昔前のスクーターのように白煙を上げて、やっとこさ走っているようなシロモノ。 でも車内から窓に張り付いて外を眺めている子供達は、みんな輝くような笑顔だった事を覚えています。

もとい!(^^;)

また話が脱線しちゃった… 無芸の初ヨーロッパ旅行は、ドイツ訪問でした。 都合二週間の間、毎日ワイン漬け(爆) ワイン生産者と葡萄畑、そしてワインのテイスティングとレクチャーが続きました。 帰国後テイスティング・レポートを集計してみたら、200アイテム以上にのぼりました。

1990年もまた、歴史に残る大ヴィンテージでしたので、10月中旬~11月初旬に訪問したのは正解でした。 見事に完熟したワイン用の葡萄。 発行途中のワイン。 そして前年に仕込まれたワインから、蔵出しの無芸が生まれる前のワインまで、代え難き体験をさせて頂きました。

エゴン・ミュラー家の葡萄収穫


この葡萄、色がおかしいのが混じっているでしょ? 実はコレ、「貴腐葡萄」になったものが入っています。 このレーズンのように変化した葡萄だけを集めて、ワインを造ったら、所謂「貴腐ワイン」になるんです。

この籠に集められた葡萄は、貴腐葡萄の比率が半分以下ですので、前述のような「アウスレーゼ等級」になります。 葡萄を搾汁したマスト(果汁)を飲ませて頂きましたが、信じられないほどの甘さとしっかりとした酸味がありました。 その後アレ以上の葡萄ジュースは飲んだことが無いかと…(爆)

エゴン・ミュラー家の葡萄収穫


このようにして造り出されたワインは、極甘口のデザートワインとなります。 保存環境さえしっかりとしていれば、20年以上の熟成に耐えられ、かつ熟成の極みが加わり、得も言えぬ快楽的な味を楽しめます。(^^)

ちなみにこの葡萄の写真は、ドイツの最高峰と言われる「エゴン・ミュラー家」「シャルツホーフベルガー」です。 この日の収穫葡萄は、1990年のアウスレーゼになりました。