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明日から価格改定

明日2月1日より、18年ぶりにビール類の価格改定が行われます。 その先陣を切るのは「キリンビール」。 キリン一番搾りやキリンラガーのビール類に止まらず、発泡酒のキリン淡麗も値上げとなります。

そして3月にはアサヒビール。 4月にはサッポロビールとサントリーの価格改定が控えております。

値上げは幅は、蓋を開いてみないと分かりませんが、消費者販売価格で、ビール350ml缶で17円くらい。 ビール500ml缶で20円くらい。 発泡酒では、350mlで7円くらい、500ml缶で10円くらいになるのでは無いかと思います。

今回の値上げの要因は、皆様にも想像に難くないとは思いますが、原料価格の高騰と原油高による製造・流通コストの上昇です。 前述の通り、18年ぶりの価格改定(その間の税制改定による価格変更を除く)ですが、その間の通貨レートと原油価格の変化を考えると、無芸のように酒類販売を生業としている者にとっては、やむを得ない事と理解しております。

輸入ワインの場合は、もっとダイナミックに価格変化が顕れておりました。 EUの通貨統合により、ユーロの力が強くなり、5年前には1ユーロ≒110円だったのが、昨今では160円台に落ち着いております。

現地の蔵出し価格が、仮に1,000円だったのが、通貨レートの変化だけで、1,500円になってしまったも同然な訳です。 加えて原油高によって、陸海上輸送コストも30%以上跳ね上がってしまったのです。 これではとても価格維持はしようがありません。

無芸の仕事場でも、輸入ワインの価格が刻々と上昇し続け、同一商品が年に二回以上改訂された事さえありました。 そんな中、今や国民酒としての地位を確立した、ビール類・発泡酒類は、よくぞここまで価格維持に努めたものだと思うほどです。

毎晩の晩酌にビール類を楽しんでおられた皆様には、新たなる負担増は心穏やかならぬものがあると思いますが、どうか小売業者をイジメないで下さい。(^^;)

ニャオ


そんな最中、これまたとあるご飲食店様のエピソード。 明日からの価格改定に際して、ご理解を頂けるようにと訪問してお話しをしてきました。

するとママさん曰く。

「これは致し方無い事ですね。 大丈夫ですよ。」

続けて

「私はお店の価格を下げたいと思います。」

「えっ?値下げなさるのですか??」

「はい。(^^) こうして還暦までこの仕事を続けてこられたのは、常連のお客様方の温かいご支援の賜ですもん。 還暦を過ぎたら、お客様に感謝を込めて、還元する段階です。 ふふふ、いいのよ! 主人と二人で不自由なく生活が出来るだけで。」

無芸、絶句!Σ( ̄□ ̄;)

こちらのママさんもまた、姉御肌で面倒見の良い方だとは思っておりましたが、そんな考え方をお持ちだったとは… 何とも勇気付けられるお話しでした。(^^)